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赤めだかのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

赤めだか(2015年製作のドラマ)
4.8
佐々木信行(のちの談春・二宮和也)は中学校の芸能鑑賞会で、落語家・立川談志(ビートたけし)と出会う。
それから数年が経ち、高校生になった信行は、談志の弟子になるため立川流の門を叩いた。
両親は亡くなったと嘘をつき、「生活費は新聞屋でバイトをして稼ぐので、弟子にして欲しい」と頼みこむ信行。
その意気込みを買われたのか、信行は談志に「談春」という名前をもらい、入門を許されることとなった。
立川流には談々(北村有起哉)・関西(宮川大輔)・ダンボール(新井浩文)という兄弟子がいて、彼らと共に家事や師匠からの無理難題をこなす日々が続いた。
談春は入門1年半で二ツ目に昇進した兄弟子の志の輔を見習い、寝る間を惜しんで落語を覚えた。
それから半年、親から許しをもらい、弟子としてめまぐるしい成長を遂げた談春だったが、ある日よかれと思った言動で談志を怒らせてしまう。
「弟子を続けたかったら、築地で1年働いてこい」という師匠。
断れば破門されると思った談春は、築地でシューマイ売りを手伝うことに。
後日、築地修行を断った弟子がいると聞いた談春は、その弟子・志らく(濱田岳)にひとこと言いに行くが…。 
立川談春が、立川談志に弟子入りして修行した経験を書いた本をドラマ化。
談春の目線から、立川流の仲間や師匠の談志を描いているくだりが面白い。
特に、談春が談志のタクシーの中で噺の練習をしたり魚河岸で修行するユニークな修行に必死でついていくところが、ユニークな青春グラフティとして楽しめる。
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