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トリハダ4の消費者のレビュー・感想・評価

トリハダ4(2008年製作のドラマ)
3.8
・ジャンル
ホラー/オムニバス

・あらすじ
女子高生のムツミはコインランドリーで暇潰しにイタ電を掛け続けていた
そして目に付いた張り紙に書かれた幼稚園の電話番号へも掛けるのだが返って来たのは彼女の死亡時刻を知らせる不気味な自動音声だった
本作は彼女の死に関わる物を含む身近に潜む恐怖を描いた短編ドラマ集である

・感想
心霊、オカルト、ジャンプスケアを排除したストロングスタイルなホラードラマシリーズ4作目
今作は過去作と異なりサイドストーリーの主人公が観ているテレビ番組という設定ではなく一般的なオムニバス形式となっている

前作で世界観が完成した印象があったので期待して観たけど今作もまた厭な恐怖が詰め込まれていて前作ほどではないにせよ良かった
6話編成の中で個人的に特に好きだったのはサイドストーリーのオチ、第二話「内面と外面の相違から起こる悲劇」、第四話「好奇心が猜疑心を超えた結末」、第五話「いつか尽きる求愛のカタチ」、第六話「誰もが持つ恐ろしい人間の本性」
加えてエピソード単体だとそこまでだった第三話「行き過ぎた愛情の記録」も第六話と同様ながらサイドストーリーと繋がっていたり全体の繋がり方が「トリハダ」らしい意地の悪さで好き
特にラストの第六話とサイドストーリーの繋ぎ方はシリーズ唯一の長編に出演していた佐津川愛美さんがメインで同じ様な悪どい事をしていたのがもう本当にね…w

ホラー好きの間では超有名なシリーズだけあって人間の業を煮詰めた恐怖がジワジワと来て改めて好きだなぁ、と
前作ほどではない、と書いたけど言葉で説明していない裏を考えるとゾワッと来るという点では今作も秀逸だった
考察ホラーのあるべき姿の1つという感じ

中華丼が食いたくなくなるね
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