・ジャンル
ホラー/オムニバス
・あらすじ
ある晩、帰宅中の里香に職場の先輩である美幸から電話が掛かってくる
彼女によればネット上に里香の個人情報が公開されているのだと言う
帰宅後、早速検索してみると出て来たのは1つのスレッド
書かれていた内容の多くは単なる中傷だったのだが、読み進めていくとその日の0時を期限とした殺害以来の書き込みが…
本作はこうした身近に潜む恐怖を描いた短編集である
・感想
心霊、オカルト、ジャンプスケアを排除したストロングスタイルなオムニバスホラーシリーズ5作目
今作にはシリーズ屈指の有名キャラでパケ写にも採用されている小柄な赤い服の女による恐怖を描いたエピソードが第一話として収録
また配信やDVD等では第四話のみが取り除かれている
初っ端から最も有名な赤い服の女のエピソードが流されるのでその後のエピソードが相対的にショボく見えてしまわないかと少々不安だった
その予感は当たらずとも遠からずと言った感じで中には先が読めてしまうエピソードもあった
しかしサイドストーリーとエピソードの繋ぎ方が今作でも厭な物でなかなかにエグくて良い
加えて前述の第一話の女性が元よりビジュアルは知っていたもののしっかり見るとより一層不気味でその時点で大勝利という感じ
身近な恐怖という意味では第二話「排除された弱者の論理」も現実にありそうでイイ
また最初に書いた通り配信では第四話が削られていたんだけど某つべで探して観てみたら普通にしっかりとキモい話で何故削ったのか分からず…
写真を通して少しずつ明らかにされていく真実が不気味で結構良かったのになぁ
「トリハダ」のタイトルを冠したドラマシリーズは6作目である次作で終わり
心配なのはその後の姉妹番組の出来だけどまぁ劇場版がまだ残されているのでそっちは楽しみ
