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新しい王様 Season2のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

新しい王様 Season2(2019年製作のドラマ)
4.7
物語の核となるのは二人の王様。藤原竜也演じる、「カネの力」や「所有する」ことに対して距離を置き、新しい価値を見つけようとしている自由人・アキバと、香川照之演じるカネやモノや女へのあくなき欲望をストレートに追求するファンド会社代表の越中。越中はアキバを焚きつけ、日本の大企業や大手マスコミの買収を次々と仕掛けて大儲けを企み…。アキバと越中の虚々実々の駆け引きや栄光と転落を描く。
シーズン2は、これまで敵対していたアキバと越中が、太陽テレビ買収に乗り出す。
大手の事務所との付き合いを優先するキャスティング、ニュースにする価値を判断出来ない硬直した報道局、ブランドに安易に乗っかる節操の無さなど、テレビがオワコンになりかけている理由が、アキバの目線から明らかになる展開は、現在のテレビに対する痛烈な批判が込められている。
目先の利益に狂奔する越中を通して、理念なき資本家や企業の在り方にも痛烈な批判が込められている。
自分が思う面白さや価値観にブレないアキバがかっこいいし、自分なりの大事なものを知っている武田玲奈が眩しいシーズン2。