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ストロベリーナイト・サーガのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ストロベリーナイト・サーガ(2019年製作のドラマ)
4.0
原作は累計400万部を突破し、今も増刷が続く誉田哲也の大ベストセラー警察小説『姫川玲子シリーズ』。
リアリティ溢れる警察描写で、重厚かつスピード感に満ちた事件捜査と、数々の魅力的なキャラクターによる群像劇を描き、今なおファンを増やし続ける傑作シリーズ。
2010年には竹内結子主演のスペシャルドラマ『ストロベリーナイト』が映像化され、続く連続ドラマ版(2012年)では全話平均視聴率15.4%、最高視聴率16.9%を獲得(ビデオリサーチ調べ 関東地区)。
息をもつかせぬ斬新な展開の本格刑事ドラマとして話題となり、2013年には映画も公開され、興行収入21.5億円を記録した。
そんな前シリーズから6年…平成が終わり令和の時代を迎え『ストロベリーナイト』が新たに生まれ変わる。
本作『ストロベリーナイト・サーガ』では、キャスト、スタッフを一新し、まだ映像化されていない最新エピソードを加えて再構成。
壮大かつ斬新な本格刑事ドラマ『ストロベリーナイト』が、装いも新たに動き出す。
竹内結子版がクオリティ高いけど、今回のドラマは原作に忠実なアレンジで、姫川と菊田の間には上下関係の距離感がありながら信頼関係があるのがプラトニックな感じで良い。
二階堂ふみの姫川は、最初はしっくりこなかったけど、「右手では殴らない」以降はまってきた感じで良かった。
だが姫川班のメンバーの影が薄かったり、闇を抉るドラマ展開が薄かったのが残念。
竹内結子版にはかなわないまでも、良い線まで行ったサスペンスドラマ。
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