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ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

3.1
主人公の稲穂みのり(小芝風花)は、恋人・山之内拓馬とつきあって3年半。
ここ半年の拓馬はヒップホップにハマり、もはやラッパーの域だ。
いつでもどこでも韻を踏んでしゃべる拓馬(佐藤寛太)。
みのりは我慢できず、「ラップをやめるまで、恋人をやめたい」と告げる。
しかし、拓馬は韻を踏んで返答する始末。絶望したみのりはその夜、父・茂とヤケ酒を飲む。
翌朝。みのりは寝坊して、勤務先に駆け込んだ。
そこで、みのりが見た光景は、従業員たちのゾンビ化した姿!
しかも口々にラップを口ずさみながら、人間に襲いかかる!?
たまたまやって来た父・茂に助けられ、みのりは工場から逃げ出す。
正体不明のRAPウイルスが蔓延し、世界的なパンデミックが起きていた。
みのりは拓馬を捜すべく、茂と街へ。
偶然知り合った警察官のユイ(片山萌美)も同行し、サバイバルを開始する。
同名LINE漫画をドラマ化。
ゾンビものとしては「ゾンビが来たので人生を見つめ直した件」のように日常系ゾンビパニックものとして、いまいちユルさも日常ものとしても突き抜けていない。
ヒップホップものとしても、日本の田舎でヒップホップをやるダサさとカッコよさを「S Rサイタマノラッパー」ほど描き切れていない。
何よりラップバトルでゾンビパニックをサバイバルする面白みが、上手く出せていない残念なコメディドラマ。
ただクライマックスのみのりと拓馬のラップバトルは、良かった。
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