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ウルトラマンタイガのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ウルトラマンタイガ(2019年製作のドラマ)
3.5
「この地球に、宇宙人が密かに暮らしていることはあまり知られていない。」

タロウの息子、タイガ。
未熟なウルトラの戦士が地球に流れ着く。

トライスクワッド。
タイガと共に主人公ヒロユキの体を借りる仲間。“力の賢者”タイタス、“風の覇者”フウマ。
何とタイタスの師匠はジョーニアス。
フウマはオーブ、ロッソ、ブルと生まれ故郷が同じ。

なかなかウルトラタレント揃いのチームワーク系シリーズ。
1体のウルトラマンがフォームチェンジするだけでなく、もう2体のウルトラマンがいる、、、騒がしい。

未熟者たちが賑やかにチームワークで乗り切り、地球の平和を守る、、、かと思いきや、そうは問屋が卸さない。

これまた地球で体を借りる主人公ヒロユキ。
彼もまた使命感に燃えまくるけど空回り系。最近のウルトラマンシリーズの定番系の主人公。
それがまた騒がしさを助長するが、タイガとはそういう意味で相性が良い。

タイタスとフウマがそれを客観的に分析したり、嗜めたり、たまにはでじゃっばったり。
なかなか良い未熟者チーム“トライスクワッド”。

そして、このシリーズでまた新たな象徴的なヒール役が登場、トレギア。

タイガの父、タロウとの因縁がある悪役トレギア。
ここ最近のシリーズでジャグラー、トレギア、なかなか印象的で邪悪で憎たらしいけど、まさに“好敵手”的なキャラが多い。

これまではそういう役回りは圧倒的にベリアルの専売特許だった。
最新の『トリガー』での、カルミラ、ダーゴン、ヒュドラムしかり、敵役もなかなか魅力的。

そのトレギアの次から次へやってくる邪魔に何とか抵抗しながら、成長していく“トライスクワッド”。

このシリーズは彼ら“トライスクワッド”やヒロユキだけだはなく、地球に住む宇宙人たちとの地球に息づく生活を描くのも印象的。

そのとある宇宙人との過去の出来事を抱える新山千春。彼女が結構活躍する。
根性とか気合いとか意外と人間臭さを押してくる彼女もこのシリーズを象徴してる。

ここ最近『オーブ』あたりからか、特撮技術がさらに進歩してる気がする。
CGも駆使して幅を広げ、本家の特撮技術も精巧さも、撮り方も、よりダイナミックに、より緻密に。

そんなとこからそういう感じで撮るのかとアクションシーンもワクワク。

トライスクワッドも、人間も、宇宙人も、みんなが未熟で、等身大で、賑やかに毎日を乗り越え、毎日のちょっとした幸せを掴もうとするシリーズ。
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