勝ったのは農民だ

忠臣蔵1/47の勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

忠臣蔵1/47(2001年製作のドラマ)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

【自分が唯一観たことがある“忠臣蔵“のドラマです。】

12/14は赤穂浪士の討ち入りの日らしいですから、これを機にレビューします。

“忠臣蔵事件“に関しては、昔から何度も何度も映画化及びドラマ化されている話のはずなんですが、
恥ずかしながら、おそらく自分がちゃんと観たのはこのドラマだけだと思います。🙇🏻‍♂️

ただ、「その時、歴史は動いた」みたいなNHKの歴史教養番組ではよく見ていて、

現時点では

もちろん吉良上野介は悪人だけど、その吉良にちゃんとした制裁を与えなかった幕府の側用人:柳沢吉保が1番の悪役にも思える、

というのが自分が抱いている忠臣蔵のイメージです。🧐

吉良上野介なんて映画で描かれる悪役としては、ヒットラーやニクソン大統領と同じぐらいの名悪役な立ち位置ですけど、
“彼一人を罰して終わり“というのも納得出来ません。🤨

例えば、

『きょうのキラ君』って少女漫画がありましたけど、

もし吉良上野介の日常生活の記録をドラマ化したら、観客は共感出来るかもしれません。

明智光秀だって世間的にはずっと裏切り者とされてきた立場の人ですけど、『麒麟が来る』🦒では彼にしっかり共感&同情出来ますからね。😅

それこそ、
大石内蔵助が悪くて強いいじめっ子で、
吉良上野介が良い人だけど弱いいじめられっ子として描かれた『新解釈:忠臣蔵』みたいな映画を福田雄一監督なら作れると思いますね…。🎞

🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨🌨

【後にフジテレビの月9ドラマを撮りまくるキャスティングです】

忠臣蔵の善悪の解釈は人それぞれとして、
自分はあくまでも一本のドラマとしてカッコいいと思いました。🆒

改めてWikipediaで今作『忠臣蔵1/47』のキャスティングを確認すると、

・堀部安兵衛:木村拓哉
・堀部安兵衛の妻ほり:深津絵里
・大石内蔵助:佐藤浩市
・浅野内匠頭:堤真一
・吉良上野介:津川雅彦

という主要メンバーでした。

木村拓哉さん演じる堀部安兵衛が主人公です。
木村さん自身、実際に剣道が強いですし、殺陣もかっこいいですから、ハマり役だと思います。🆒
でも、大石内蔵助が主人公じゃない忠臣蔵のドラマって珍しいですね。😅

個人的には、

この木村拓哉さんと深津絵里さんのコンビの出演作として、2001年の年末に放送された今作の5ヶ月後に放送開始された月9ドラマ「空から降る一億の星」🌃がすごい好きです。
自分も内容をちゃんとはっきりとは覚えていませんが、「あれが人生ベストなドラマだ💯」って人の声も聞きますね。

あれも今作『忠臣蔵1/47』も、はっきり言って悲しい話なんですけど、好きです。😢

それに

脇を固める佐藤浩市さんも堤真一さんも、
月9ドラマを撮るようなキャスティングで、📺

脚本も井上由美子さんで、📝
音楽も服部隆之さんですから、🎼
本当に“現代的な時代劇ドラマ“だと思います。

それから、前述した柳沢吉保を演じているのは大杉漣さんです。大杉漣さんも善人にも悪人にも見える名脇役だと思いますけど、今回は悪役です。🦹🏻‍♀️

それから、

津川雅彦さんなんて、大河ドラマで徳川家康を演じていたイメージが自分は強いんですが、今作では吉良上野介です。

逆に

堤真一さんなんて、昨年2019年に公開された『決算!忠臣蔵』💸じゃ大石内蔵助を演じていたそうですから、

どちらも時を経てすごい変貌を遂げています。🔄😅

それから、最後に堀部安兵衛が腹を切る直前に鼻をかんで終わるラストシーンが印象に残っていますが、🤧

後から聞くところによると、その時の堀部安兵衛の介錯人は、なんと渡辺謙さんだったそうです。
初見時は全く気づかなかった😲
というか、渡辺謙さんを知らなかったと思います。😅

🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧🤧

【時間的に観やすいです。】😄

数年前まで毎年のように元旦の朝から晩まで1日かけて地上波ドラマで忠臣蔵のドラマを放送していたと思うんですが、さすがにあれを観るのはしんどいです。今に至るまで観たことがありません。😅


そういう時代劇を昔からずっと観てきたような人からすれば、満足のいくものではないかもしれませんが、

なんせ自分が観た時は小学校高学年ぐらいだったと思いますから、少なくとも無知な子供の頃は楽しめました。放送時間も比較的短かったですからね。⏰

キアヌ・リーブス主演の『47RONIN』みたいなのもありましたから、色んな形の忠臣蔵があって良いでしょう。