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テセウスの船のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

テセウスの船(2020年製作のドラマ)
3.8
生まれる前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕された主人公・田村心(竹内涼真)は、
母・佐野和子(榮倉奈々)と姉兄と共に、加害者家族として世間からの厳しい視線を浴び、暗闇の中を生きてきた。
人目を気にして笑うことも許されなかった人生。しかし、心の過去を受け入れ、いつも励まし支えてくれる最愛の妻・田村由紀(上野樹里)から、自分の父親を信じてみてと言われ、心は父に向き合う決意をする。
そんな時、父が逮捕された事件の現場となった村を訪れた心は、突然、事件直前の平成元年にタイムスリップしてしまう。
そして、心はそこで生まれて初めて父・文吾と31年前の母・和子に出会うのだった。
過去で出会った家族は優しさと笑顔が溢れる愛すべき者たちだった。
父・文吾はなぜ殺人犯になったのか? 本当に事件の犯人なのか?
心は過去の世界で、父・文吾の起こす事件の謎を解明し、事件を阻止して過去を変えようと立ち向かう。
東元俊哉の同名コミックのドラマ化。
同じタイムリープもののサスペンスドラマ「僕だけがいない街」と比べると、心と文吾は犯人に翻弄され過ぎ先手を打たれ過ぎて、犯人が親切にもヒントを出してくれるが、それでもなかなか犯人にたどりつけないポンコツ探偵ぶり。
実行犯を操っていた黒幕の正体も、村祭りでの事件に関係あることをヒント出された時点でなんとなく予想出来たし、サスペンスミステリーとしては雑な展開は残念だった。
だが、文吾の家族の苦難に襲われても、めげない強い絆の家族のドラマは、泣けたからその点では良かったドラマ。
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