ロマンポルノの遺伝子と退廃的死生観を受け継ぐ90年代最後の作品と言っていいのでは。1999年公開。
林由美香と水橋研二。最も好きな2人の共演が観れただけでも満足。
時間を飛躍させる映画ならではの表現…
不勉強なもので、林由美香さんをはじめてみた。ろくにキャメラも寄らないのにすごい存在感。
3200円もするどう見ても安物の赤いレースのパンティを元風俗嬢に送ってあげる童貞丸出しのセンス。それに対して…
数日経ってもこの作品のことを度々思い返している
ロケーションがもうどこもことばにならないほど沁みた
親子で小料理屋にいるうしろのドアで明らかに何か起こっていて、幕が開けたかと思った家族の物語が唐突に…
終始はちきれんばかりの閉塞感に圧倒され続けた。記憶の底に微かにある1999年は確かにこんな空気だった。今回はフィルム上映だったけど元のハイビジョンVTR版の生っぽい映像(たぶん)でも観てみたい。
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