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頑張れ!クムスン!のwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

頑張れ!クムスン!(2005年製作のドラマ)
4.5
前から見たかったドラマを6月12日視聴開始、Abemaにて全163話!
いきなりキム・ナムギルが登場してびっくり、超若い。初めてのハン・ヘジン、好印象。前に見た「マイガール」のイ・ダヘはこのハン・ヘジンのクムスンを参考にというか真似したのかなあ、演技がよく似ている。優しくて素敵なお母さんキム・ジャオクさんに会えるのも嬉しい。「チャングムの誓い」のチャンイで大好きになったチェ・ジャヘやハン尚宮のヤン・ミギョンさん、怖い医女ヨリの人(イ・セウン)にまた会えるのも楽しみ。

10話まで来た。できちゃった婚のクムスンのキャラ大好き、可愛げがあって、ゴマ油の瓶の口をペロッと舐めて姑に叱られたりとかサイコウ。姑(キム・ジャオクさん)もクムスンにはキツいけど、森光子さんみたいに親しみやすくて好き。クムスンの生母が厳格で融通が利かなくてヤン・ミギョンさんにぴったり。その義理の娘イ・セウンがわがままで顔が小沢真珠みたいでイイ。クムスンの従姉妹クマ役のチェ・ジャヘが愛敬たっぷり、チャンイのときと同じく登場するたびに幸せ気分、そういえば「青の食堂」でもパク・ウネと共演していて相変わらずカッコよかったなあ。

12話が泣ける、涙が溢れて困った。可哀想なクムスン。13話も泣けた。クムスンほんとうに可愛くて健気。長男シワンいいヤツだなあ。14話も涙が止まらない、ヤバい。義父や義兄の優しさ、純真なクムスン。
20話で熱を出したわが子を背負って祖母の家に駆け込むクムスンと迎える祖母の愛にまた涙。23話で戻らぬクムスンを心配して待っていた義父母に叱られてその情愛に泣くクムスンにわたしも朝から涙が止まらない、温かい涙。姑(キム・ジャオクさん)のクムスンへの眼差しに慈しみが湧いてきたのを見てまた涙。小林綾子・田中裕子の「おしん」を夢中になって見ていたときに似た感情。名作の予感。
このまま最後までどっぷり浸ります。

次回が気になりつつ58話まで来た。ひとつだけ残念なのは、嘘や隠し事を主要人物たちが随所ですること。天真爛漫なクムスンの嘘や隠し事は見たくなかった。韓ドラの様式美と割り切れるようにはなりましたが、息をするように嘘を吐くのはドラマの中だけにしてほしいものです。

88話、一生懸命生きているのに姑にわかってもらえないつらさを打ち明けるクムスンに涙が止まらない。心から応援。中の人ハン・ヘジンも大好きになった。
ク・ジェヒがすっかりいいヤツになってお気に入り。二人の部下も頼りないけどクセになってきた。ジェヒの母オ・ミジャ社長役ユン・ミラさんの蠱惑的で可愛い演技も好い感じ。

泥酔した従姉妹クマと義兄テワンがラブホテルのニュースに映り込んでいて大騒動、爆笑。
ジェヒとクマと姑キム・ジャオクさんはいつも清く正しく美しい。

終盤、恋人ジェヒと義父母家との間で苦悩する弱くて沈鬱なクムスンの回が長すぎるというか堂々巡りが続いたのが惜しい。クムスンには仕事に恋に明るく奮闘する姿をもっと見せてほしかった。158話で久々に心地よい感動の涙が溢れて心が洗われた。
BGMも良かった。重要シーンで流れるベートーヴェンの「悲愴」の各楽章が特に印象的。

「渡鬼」の面白さと「おしん」の感動を合わせたような笑いあり涙ありの温かい心になれるホームドラマ。30分があっという間。今まで見てきた韓ドラの中でもトップレベルの満足度でした。7月2日視聴完了。
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