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金田一耕助登場!のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

金田一耕助登場!(2016年製作のドラマ)
4.7
<第1話>黒蘭姫
百貨店で万引きを繰り返す黒いヴェールをした女(山田真歩)。“黒蘭姫”とよばれるその女を、なぜか店員は見て見ぬふりをしていた。新米の売り場主任が万引きの現場を捕らえたが腹を刺され、女は逃走。さらに第二の殺人が…。

<第2話>殺人鬼
私(松居大悟)は、義足の男(村松卓矢)につけ回されている加奈子(福島リラ)と出会う。真珠のような肌のなまめかしい女だ。一週間後、加奈子の同居人・賀川(永野)が殺される。実は、義足の男は召集されていた加奈子の夫で、加奈子は夫の復員前に賀川と駆け落ちしていたのだ。


<第3話>百日紅の下にて
若い女が苦手な佐伯一郎(嶋田久作)は、幼い由美(コムアイ)を将来の妻にと理想の女に育て上げた。佐伯は出征。負傷し帰還して一週間後に由美は自殺する。一周忌に集まった由美の取り巻きだった四人の男と佐伯。その席で一人が青酸カリ入りのジンで殺される…犯人は誰なのか?
横溝正史の短編ミステリーを元にした、池松壮亮が金田一耕助を演じたミステリードラマシリーズ第1作。
「黒蘭姫」と渾名される謎の婦人と思われる謎の婦人による万引き殺人事件を、黒蘭姫と売り子の隠された関係から金田一耕助が解く「黒蘭姫」。
加奈子をめぐる3人の関係と真相のおぞましさに、背筋が凍る「殺人鬼」。
池松壮亮と嶋田久作の掛け合いが見応えある「百日紅の下にて」。
満島ひかりが明智小五郎を演じたシリーズと同じスタッフだけに、凝りに凝った舞台のような演出と音楽の使い方が絶妙で、謎解きに夢中になる少年のようで飄々とした金田一耕助がハマっている池松壮亮の演技がどハマりしてるミステリードラマ。
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