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ボーイズ・ドント・クライの天のネタバレレビュー・内容・結末

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

実話が元になっている映画。
実際の事件の顛末を知ると、性差別やトランスジェンダー云々以前に、家庭環境や毒親など色々と胸糞悪くなる。
アメリカはいくら自由の国などと謳っていても、その根本には現在でも逃れられないキリスト教の教えが深く刻まれている。だからこそ「LGBTの人々は迫害しても差別しても構わない、なぜなら神の教えに背いているから」と、堂々とストレスや怒りのはけ口にしているのだろう。

自分の中で、「パンズ・ラビリンス」「縞模様のパジャマの少年」「八甲田山」などと並んで観た後鬱々とする映画10選に入る作品。心の体力がある時に観ることをお勧めする。
スコアが低いのは本当に観るのがきついからで、作品自体は素晴らしい。
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