職員室で高校２年生の女子高生が自殺したニュースの話題を耳にする清佳(永野芽郁)
それき機に自身の母親ルミ子(戸田恵梨香)との過去を振り返っていくが、そこで見えてくる母親とのすれ違い。
「母性」とは一体なんなのか…。
ルミ子が自分の気持ちを持っていたらこうはならなかったのかもしれない。
田所の絵を嫌いという思いを母に合わせず言えていたら。
過度な母親が喜ぶ娘でありたいという願いがルミ子の母性を覆い隠してしまったように思う。
女性は母親になる女性とずっと娘でいたい女性の2種類いる。
ただ、母親に愛されたかった清佳。
娘の清佳より自分の母を思うルミ子とのすれ違いに心痛む。
ルミ子視点、清佳視点の食い違いが残酷で恐怖を感じる。
清佳は自分の気持ちで好きになった人と結婚し、子供を授かる。
この清佳はちゃんと母親になるだろうなと思った。
胸糞悪く感じること多々あり。
考えさせられるというより、あまり共感できずこの世界に入っていけなかった。
ただ出演者の演技が光っていて見応えはあった。
