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ONE PIECE FILM REDのmurabonのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
3.8
私、世代としてはワンピースはドンピシャなんですよね。
初代PSで発売されたワンピースグランドバトルは友達と死ぬほどやり込んでました。
どうやって遊ぶのかは全く理解してなかったカードダスのカードもめっちゃ集めてました。
ただし、原作は18巻までしか読んでおりません。
映画も「ねじ巻き島の冒険」を唯一見たくらいで、知識不足なことは分かっておりましたが、ワンピース好きな友達と見に行きました。

楽しめるか心配してましたが、全体としては飽きることなく見れました。
私のような素人が見ると知らないキャラは当然多く、まんま座頭市みたいなキャラが出てきたあたりは公式に許可取ってるパターンなのかなとか色々と考えさせられました。
私が知ってるキャラでもゾロの片目が潰れてたり、サンジの足から火が出てたり?様々な変化がありました。知らないキャラに関してはどんな能力を持っているかなどはよく分かりませんでしたが、雰囲気で察しながら面白く見れました。

本作についても予告を見てたくらいで事前知識はほぼなかったため、歌唱シーンが多かったのも楽しめた要因かも。adoさんについては好きでも嫌いでもなかったですが、映画館で聞くと迫力があってすごく良かったです。
ウタちゃんのライブシーンはPerfumeっぽい雰囲気がありましたが、振付、演出等をMIKIKO先生が担当されていることを知り納得。
ストーリーもそんなに特筆するものはないように感じましたが、所々ちょっと怖めの雰囲気もあって夏休み映画としては良かったと思います。
全体を通して映像や音響の勢いがすごくて映画館で見て良かったなと思いました。

原作はいつの間にか100巻を超える長編になっており追い付くのはすぐには難しいなと思いますが、これだけ長く愛される作品はそうそうありませんし、映画としても大ヒットしていることは凄いなと思います。
ドラゴンボールとかもそうですけど、親子両世代に渡って大人気な作品ってあまり無いですよね。私には子供がいないので実感があるわけではありませんが、劇場でも私と同い年くらいの人が子供を連れて見に来てて、なんか良いなぁと思うと共に今年の夏も何も無かった私にはこういう光景はしばらく訪れることはないなと少し切ない気分になりました…。
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