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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコのmurabonのレビュー・感想・評価

5.0
すみっコぐらしの映画第2弾。
仕事で疲れた体と心を癒やしてくれる魂のデトックス。

前作のような衝撃は無いがファンは大いに楽しめる作品に仕上がった。

すみっコぐらし10周年ということで、短い上映時間ながらかなりの数のキャラクターが登場している。
アベンジャーズエンドゲーム的なお祭り映画としての楽しみ方をするのが正解の作品であり、前作と違って物語の筋が一本通っている作品ではないため一般観客が見て楽しめるかは疑問である。
キャラクターを知っていれば知っているほどこの舞台ならあのキャラが出てくるはず、このキャラのあの設定が使われるはずなどワクワクしながら見れる。
私の大好きな「あじふらいのしっぽ」の登場はすごくうれしい。
今作ではすみっコぐらしの世界の日常描写が多く描かれており全シーンが非常に興味深い。

「ジョーカー」と比較されるなど異様な盛り上がりとなった前作の続編としてどのような方向性の作品に仕上げるかは制作陣も迷ったところだと思うが、ひねった作りにしなかったことは非常に良かったと思う。
ゆめを持つことの大切さというシンプルで本来の対象年齢である子供たちにも分かりやすいテーマになっていて良かったのではないか。

開幕5分で涙し、なんだかんだ最終的には号泣していた。エンディングで前作のあのキャラがしっかり登場しているあたりも涙を誘うものがあった。

関連グッズが多すぎて限定版パンフレットだけにしておこうかと思ったが、鑑賞後は爆買せざるを得なかった。恐ろしい作品だ。

おっさんが一人で鑑賞している時点でヤバいが、目を腫らしてグッズを爆買している姿は客観的にはドン引きされる光景かもしれない。クリスマスも近づくこの頃、一緒に鑑賞してくれる素敵な人に出逢いたいというのが私のゆめだと気付かされた一日だった。
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