great兄やん

RRRのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
5.0
【一言で言うと】
「“友情”は巨悪をも潰す!!」

[あらすじ]
1920年、イギリスの植民地政策下にあるインド。野性を秘めた男・ビームはイギリス軍に連れ去られた村の少女を救うため、仲間と共にデリーへ向かう。そこで、ある出来事をきっかけに内なる怒りを燃やす男・ラーマと出会い、互いの身分を知らないまま親友となるが...。

スペクタクルに飢えた腹ペコ共の欲を腹いっぱいに満たしまくる超絶怒涛の大傑作。
これは映画じゃない、“神話”を俺達は観ているんだという紛う事なき事実を目の当たりにしてしまう。

3時間がマジであっという間だし、もはや濃密でない瞬間が見当たらないほど中身がパンッパンに詰まりきってる笑。いやぁ恐るべしインド映画の底力(゚o゚;;...

とにかく“血湧き肉躍る”を真っ向から体現したような迫力&勢いに終始言葉を失った、というか全く出てこなかった(・・;)
インド映画史上最高額の製作費だからなのか、CGを駆使した圧倒的なスケールにただただ血が滾るような興奮を味わえる上に、ストーリー展開の緩急、それに前振りの使い方が観る者の心を揺さぶるせいか、全くもって退屈しない、というか出来ない(^◇^;)

いやマジで...こう言っちゃなんだけど、あの『トップガン マーヴェリック』でさえも霞むレベルですよこれは。マジで。

それに戦闘シーンの他にもビームとラーマの友情シーンもなかなかのインパクトで笑、特に男同士でキャッキャはしゃぎあったり肩車をして友情を培うシーンだったりと、まぁむさ苦しさがハンパない笑笑。あんな男臭がムンムンな絡みインド映画以外できっこねぇだろ!!!って思わず叫びたくなりましたね😁

とにかく論より“筋肉”な勢いで繰り広げられる最高濃度のアクションにひたすら身を委ねてしまう、“全細胞が沸き立つ”という言葉に相応しいと思わしめる一本でしたっっっっ!!!!

間違いなく今年、いや、ここ数年の中でもとびっきりにエネルギッシュで爆発的な映画でしたし、ある意味こんなのインドでしか成り立たないような“脳筋”ムービーでただただ笑ってしまう🤣🤣🤣
IMAXで観たせいか劇中に轟く音楽に軽く鳥肌を越えてもう鳥になってましたし、感動ではなく余りにも凄すぎて泣いてしまった映画を観たのってホント初めてじゃないの?ってぐらい何もかもが新感覚すぎた。

監督ではなく“創造神”という、もはや神扱いの存在を受けてるラージャマウリ監督の最新作はあの『バーフバリ』シリーズを見事に超える楽しさが充分ありましたし、とりあえず今年は多分これを超える映画は出てこないでしょうね笑