最近では一番面白かったと知人に
勧められた。
最初から最後まで面白い、と。
インド映画はほとんど観たことがなかったが
勢いがすごい。
人のるつぼ、怒涛とはこのことだろう。
「責務とは行為にある」
「行為の結果を動機とせず」
独房で筋トレを続けるラージュ。
あと数日の命なのになぜ？にこう答える。
こういうの好き。
圧巻のシーンは4つ
①狼と虎に追われる場面
②警官が一人で群衆を鎮圧する場面
③踊り
④大混乱の救出作戦
T2、マトリックス、ロード・オブ・ザ・リング、
インファナル・アフェア、アベンジャーズ、
はたまた呪術廻戦。
なんかすごく贅沢なものを見た感じがする。
不死身（マッチョ）すぎだろ。
気になるのは「戦闘で解決」ということ。
ロシアのウクライナ侵攻にイスラエルのガザと
不穏ないまの世界情勢。
「主権や領土だけでなく、国民の生命・身体・
財産の安全も守る対象」
「安全を脅しかねない武力行使に慎重であるべき」
とは石田淳・東大教授の平和論。
もはや世界中の誰もが暴力に辟易しているのだ。
ガンジーの非暴力みたいな解決策が求められる。
エンターテイメントにはなりにくいけどね。
インド映画特有のラスト、敵味方入り乱れての
陽気なダンスは良い。
