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名探偵コナン ハロウィンの花嫁のtetsuのレビュー・感想・評価

5.0
大学時代からの友人と鑑賞。


[あらすじ]

ハロウィンを控える東京。そこへ怪しいロシア人組織と謎の爆弾テロの脅威が迫る。鍵を握るのは、黒の組織に潜入する公安警察"降谷零"と、彼の警察学校時代の同期4人だった。名探偵コナンとその仲間たちが事件に挑む人気シリーズ劇場版第25弾。


[雑感]

劇場版 名探偵コナンの一つの到達点だと思う。

エンドクレジットで思うところがあり、不意に涙が止まらなくなった。


[感想]

ノンストップで飽きさせない展開に、回想パートと現在パートが重なる構成の秀逸さ。

ここ数年の劇場版を踏まえた結果、アクション描写が限界を突破し、007、ワイスピ、マーベルにも引けを取らないレベルに達していて、圧倒された。

また、その点は、まさしくアニメーション映画ならではの武器だとも思う。

世界市場における日本映画最大の弱点"制作費"問題と東京での大規模ロケの困難さという2点をクリアしたという点だけでも、今年の日本映画を代表すべき一作だと思う。

警察学校組の友情や、交錯する2つのラブストーリーのコントラストなど、例年以上に畳み掛けるエモ展開の数々にもグッときたが、ちょっと、あのラストはズルい。

なんとか堪えはしたけれど、エンドロールのタイミングで、ふと、争いが続く現実が頭をよぎってしまって、そのやるせなさに涙が止まらなくなった。

フィクションという綺麗事が、久々に身に沁みる瞬間だった。


参考

渡辺謙、困難な東京ロケに提言「大事な文化だと、行政にもご理解いただきたい」(ぴあ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e3044c16aa247e1c276178d25601efbf111e222 
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