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リーサルウイルス 全人類厳戒態勢のkuuのレビュー・感想・評価

1.5
『リーサルウイルス 全人類厳戒態勢』
原題 COVID-21: Virus letal
製作年 2021年。上映時間 90分。
エンターテイメント性をかるく帯びつつ、コロナ禍で混乱する現代社会に警鐘を鳴らす意欲作。
意欲は認めるが。。。
感染を恐れる人々が、ゾンビ化した感染者たちを銃で殺害していくさまがショッキング。

温暖化で溶けた氷河から化石が現れ、未知のウイルスが拡散。
そして、世界中でパンデミックを引き起こし、感染者をゾンビ化させていた。
そんななか、治療薬の開発に携わるアリソンが感染者に襲われて森に迷い込む。
彼女はそこで世捨て人のスコットに出会い。。。

ミニシリーズ『バイオハザード: インフィニット ダークネス』を一気観した後、
『バイオハザード デスアイランド』を劇場に観に行く前に、
ゾンビ繋がりで、多分アウトなこちらを挟み見して~っと。

正直、この映画の原タイトルはちょっとドナいやねんと思う。
いつもはやりたい放題の邦題が意外にも配慮が感じられる。
それはともかく、まだ見たことのない映画やったし、今日『バイオハザード デスアイランド』を観る前に劣るゾンビを拝んでおこうと再生ボタン押してみたアタ~ッ(北斗の拳ケンシロウ風に)。
ただ、映画のジャケットは確かに面白そうに見えたことを認めざるを得ないかな。
んで、フタを開けてみたら、これはありきたりのゾンビ映画でしたしフタを閉めても良かったが、最後まで観てみた。
こないな一般的で平凡なストーリーを、1人ではなく合計4人の脚本家が考え出したことに驚くばかり。
つまり、ネレア・ベルムデス、ダニエル・エルナンデス・トラード、カルロス・シシ、ディエゴ・デ・ラ・コンセプシオンの4人の脚本家によるこの作品は、印象的な偉業では全くなかった。
ある意味、4人が共同して此れかよって、
三人寄れば文殊の知恵
四人寄ればただの凡庸(今作品が例外やとは思います)
今作品はこれまで観たゾンビ映画の中で、間違いなく最低の部類には入りそうで入らない。
これまで怪しげなゾンビ映画を沢山見てきた。
少しでもゾンビっぽいものがあれば、何でも見てきた。
今作品は、ただただ、ゾンビというジャンルにまったく新しいものを提供しない、平凡なゾンビ映画だけ。
クール(イケてる)か否か?
は、もちろん、それは個人の好みの問題やけど。
今作品で残念なのは、俳優や女優たちが、文字通り何の役にも立ってなかった。
また、今作品のゾンビは高速で機敏に走るのか疑問やし好きになれないかな。
確かに、死後間もないゾンビの方が、長い年月を経たゾンビよりも敏捷性や柔軟性があるのは理解できるが、ではなぜこの映画に出てくる死後間もないゾンビは、すでに様々な腐敗の段階を迎えているのか?
意味がわからない。
🎼理由を聞いてもわからない~🎶
  ゾンゾンゾゾンゾンゾンゾンビ~🎵
         (いぬのおまわりさんパクり)
全編を通して見ることはできたが、ちゃんと楽しめたとは云えない。
この映画は、確かに半観賞には耐えたが、ただそれだけでなく、最終的には滑り落ちるような坂道を滑り落ちていった。
急いで手に入れることをお勧めするゾンビ映画ではない。
kuu

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