タスマニア

すずめの戸締まりのタスマニアのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.0
2022年103本目。

東日本大震災からもう少しで丸12年。
自分は被災者でもないし、身近に被災者がいないので当事者ではないと言える。
そんな自分にとっても、ちょっとだけ心にのしかかる描写があったので、もしかしたら人によっては閲覧注意かも。
心に元気があるときでないとダメージを喰らってしまう部分もあるかも。
ネタバレという意味合いではなく、ここの期待値コントロールだけはした方がいいなって勝手に思ったので、一応。
そこが賛否につながっている部分もあるのかもしれないけど。

個人的には "戸締まり" そのものの顛末よりも、序盤のロードムービー色が強い部分がすごく心地よくて良かった。
愛媛で出会った千果、神戸までの道中で出会ったルミ。
このどちらの話も、登場人物の優しやや温かさが身に沁みて、すごく好きだなぁ。
伊藤沙莉はもうどこで何しても常に大活躍してるし、映画・ドラマコンテンツに触れる限り、我々はもう彼女の存在からは逃げられないのかもしれない笑
今思うと「君の名は」も「天気の子」もハイライト気味に描かれるような物語の本質ではない "一番楽しいシーン" と、RAD の曲の組み合わせに爽快感を感じているのかもしれない。

突然のマクダーナルとのタイアップは「ん?」って思ったし、すずめは最初から「母親の死」から結構立ち直ってるのでは?って思ったりもした。
でも、芹澤のドライブ中の選曲が良すぎて、もう好き。
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