タスマニア

MEN 同じ顔の男たちのタスマニアのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.0
2022年113本目。

こんなエキセントリックな表現とメッセージ込めた尖った映画なのに、原題含めてタイトル「MEN」って!!
それこそ、激尖りやろ!!A24さん!笑

物静かで、美しい風景に、突如現れる圧倒的違和感。
緊張感を引っ張り続ける構成。
「お金払って、なんでこんなヒリヒリしないといけないんだよおぉぉぉ」って思わせる。
これこそ求めているものだ。

多くは語らない描写の数々が「何かのメタファーなんだろうな」と思いつつも、それらを全て理解しなくても通用するビジュアル面での恐怖。
人によっては終盤のシーケンスはトラウマだよね。
正直、解釈に迷ったり困ったりする表現は結構あったし、よく分かんないまま飲み込まれた気もする。

監督の他の作品見てみると「アナイアレイション」と「エクス・マキナ」があった。なるほど、納得。あの "異物感"。

個人的には、ハーパーがトンネルの反響を使って、一人で音階を作っていくシーン好き。
シンプルに声とメロディが綺麗だった。
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