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団鬼六 少女木馬責め
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『団鬼六 少女木馬責め』に投稿された感想・評価

菩薩
3.9
基本的にトチ狂ってはいるが名美と村木の物語として最低限のしきたりの上は歩いているし、むしろ雨は時にミストやシャワーやひいてはおしっこに姿を変えることにより、石井隆が前面に出過ぎず擬似名美・村木物として上手にまとまっていると思う。少女の被虐思想を夢から夢へと繋いでいく大胆さがある一方で、最もアホらしい村木がスケバン2人に逆に犯されるのはマジなんかいって言う、ただそれにより名実と村木の関係性は一回絶たれ…からの2年後の運命の再会、この出鱈目が良い。互いに宿願叶うも真の幸福には辿り着けない宿命の2人、ラストもアホなのに切なくて流石。
密かに心を通わせている女子高生(西川瀬里奈)と男性教諭(下元史朗)が、肉体的接触を得られないままで、各々の変態妄想を膨らませていく。団鬼六原案&石井隆脚本という、ビザールな化学合成が実現している、日活ロマンポルノ。

シナリオは石井隆のスタイルに則したもの。主人公の名前が名美と村木であり、「波長が合うはずの男女がすれ違ってしまうドラマ」と「運命の女と出会ったことにより破綻を来してしまう男の末路」が淀みなく語られている。

何度もカットインされる妄想劇場が白眉となっており、「性行動と喜劇の表裏性」が機能している。娘の自慰に参加してくる母親(小川亜佐美)、精力剤を売り込むオカマのセールスマン(草薙良一)など、助演のキャラが立っているところも嬉しい。

終局のSMプレイでは「主人もまた隷属者に隷属している」の法則を提起。さらには「自分自身にとっての幸せな生き方とは何か?」という、自己実現の模索へと繋げていく。本作は、全人類に通じる幸福論のドラマと言っても過言ではないだろう。
これコマ劇場前にあった新宿にっかつのオールナイトで見た記憶があります。と言うのも当時、花王名人劇場の収録がフジテレビ旧社屋でやってましてビートたけしのコントが押しに押して深夜になって車代もらったんですけど歌舞伎町まで行って本作見ることに。SM大会らしく木馬責めというタイトルで大受けしてましたね。石井隆の脚本で主人公は村木と名美。団鬼六と石井隆のコラボ。村木の妄想シーンがチト面白い。

『団鬼六 少女木馬責め』に似ている作品

天使のはらわた 赤い閃光

上映日:

1994年09月10日

製作国:

上映時間:

87分

ジャンル:

3.6

あらすじ

殺人事件に巻き込まれた暗い過去を持つヒロインの姿を描くサイコ・ミステリー。石井隆が劇画、映画で描き続けた『天使のはらわた』最終章。雑誌編集者の名美(川上麻衣子)は取材中にフラッシュバックに…

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