HK

リベリオンのHKのレビュー・感想・評価

リベリオン(2002年製作の映画)
3.8
カート・ウィマー監督、クリスチャン・ベイル主演によるSFアクション映画。

フィリップ・K・ディックの小説のような無機質な近未来SFが舞台。ファーザーという元首のもと戦争やテロの抑止の為に人間の感情の発露が禁止され、違反した人間は近未来武術であるガン=カタを取得したクラニックにより成敗されるというディストピア的な国家統治が行われている。

感情を抑制するためにプロジアムという服用薬を摂取することが義務付けられている。これはあくまで自分の意見だけど、違反した人間はあくまで逮捕したのちにプロジウムを強制投与させて、薬漬けにさせて感情を無くさせて出させればよかったのではないのだろうかと思ってしまった。わざわざ即殺す必要なんてないんじゃないのかと。でもそうすればクラニックの存在意義が・・・

まあ、いいや。この映画の一番の魅力はガン=カタだ。特に好きなのは近接戦闘シーン、詠春拳の動きに銃をくっつけただけのようだがそれでも中国拳法を最新の技術と見事に融合させたかのようで素晴らしかった。これだけでも見る価値がある作品であると思う。

特に最後の副総裁との決戦のシーンは個人的に大好き。時間にしては短いけどそれでも素晴らしい戦闘シーンだった。
HK

HK