グリフィン

評決のグリフィンのレビュー・感想・評価

評決(1982年製作の映画)
3.6
初見。字幕。
医療裁判に挑む弁護士を描いた法廷モノ。

ポール・ニューマンが酒に溺れ落ちぶれた弁護士として登場。医療ミスにより昏睡状態の患者を目の当たりにすることで徐々に自分を取り戻していき、法と正義に真正面から向き合っていく。泥臭くてもいい、なんとかして状況を変えないといけないと奔走する。ここに年齢を重ねたポール・ニューマンのいぶし銀の演技が光りますね。

シナリオ的にはちょっと不十分。普通の裁判とは違う、医療裁判だからこその法と正義を測る難しさ。医者と患者の向き合い方。組織の体制。
これらの点をもっともっと詰めた、そして踏み込んだ内容にしてほしかった。
ただこれは「白い巨塔」があまりにも好きすぎることから来る自分のワガママとも言えますが(ちなみに唐沢さんバージョン)

あといくら正義のためとはいえ依頼人に黙って示談を破綻させちゃうのはダメじゃね?
グリフィン

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