カリカリ亭ガリガリ

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツのカリカリ亭ガリガリのレビュー・感想・評価

5.0
実質新年一本目。実家に帰省する電車の中で観たのだけど、ハリポタ自体の思い出が、青春と接続しているというよりも"実家"と結び付いていて、キャストたちの約10年ぶりの同窓会と実家への帰省という時間が多少なりともシンクロして中々にエモかった。
原作を読んだのも、映画を観に行ったのも、全ての時間に"実家"が存在していて、すなわち、ハリポタを観るという行為は"実家"を回顧することそのもの……とまでは言わないが、ってかそれなら自分にとっては『ジュラシック・パーク』とか『帝国の逆襲』とか『インディ・ジョーンズ 魔球の伝説』とか『ベイブ』とか『キャスパー』とか『学校の怪談』とかも"実家"を想起する心の映画だけど、10年間もほとんどキャスティングが変わらずにリアルタイムで観てきたシリーズなので、やはり思い入れはある。なんか、懐かしいというよりは「いい映画シリーズだったんだな……」と感じた。

ラストの締め方があまりにも粋で最高。俺がハリポタで1番好きなキャラの1番好きな台詞で終わって、不意打ちで泣くところだった。あと、終盤のハグリッドのインタビューも泣ける。
改めてイギリスの名優が揃い踏みなのが今になってアツいし、あとはマイケル・ケインがいれば揃った!って感じすらある。

ドビーを演じた俳優が『ミスト』のスーパーマーケットの店長だということを全く知らなかった。