カリカリ亭ガリガリさんの映画レビュー・感想・評価

カリカリ亭ガリガリ

カリカリ亭ガリガリ

鑑賞記録ではなく、好きな映画のリスト。※原則一言添えてます。https://mobile.twitter.com/IllmaticXanadu

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

5.0

「大傑作。これこそ真の意味で新しいスター・ウォーズであるし、スター・ウォーズがルーカスの手から離れた意味は、本作で完璧に立証された。予想を裏切りまくる先の読めない展開も見事。個人的には、本作で描かれた>>続きを読む

狩人の夜(1955年製作の映画)

5.0

「オールタイムベスト。映画狂による映画狂のための映画。映画の記憶装置としての機能性もさながら、これほどまでにあらゆる映画とも不統一で、混沌としていて、とりみだしている映画があるだろうか。ラブとヘイト、>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

5.0

「ジャパンプレミアにて。オリジナル版『IT』を敬愛する自分にとっても、大変意義を感じられるリメイクになっていた。つまるところ、ユーモアのバランスが絶妙に上手い。こんなに笑えるホラー映画になっているとは>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

「有るか無いかなら、有った方が良い続篇映画。として完成されているのが評価に値する。前作がSFフィルムノワールだったのに対して、本作はドゥニ・ヴィルヌーヴの一貫した作家性に連なるテーマの映画(これを述べ>>続きを読む

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

5.0

「監督がジョン・ウォーターズ、お母さんがシリアルキラーというだけで面白くないわけが無いのだけれど、殺しの動機がいちいち家族に関係しているという母イズムが楽しい。息子のため、娘のために、コロス!『アニー>>続きを読む

キャンディ(1968年製作の映画)

5.0

「エッチの国のアリス。ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のジャケットにも載っている男であり、『博士の異常な愛情』、『バーバレラ』、『イージー・ライダー』の脚本を書>>続きを読む

フューリー(1978年製作の映画)

5.0

「『キャリー』から引き続き、デ・パルマのエイミー・アーヴィングへの執着が凄まじい(その後、スピルバーグ夫人になり、そして泥沼離婚するが)。デ・パルマ色は薄めだけれど、ラストでジョン・カサヴェテスが13>>続きを読む

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

5.0

「デ・パルマがブラック・ダリアを撮る!という尋常ではない期待に対して、全くスリラーにはせず、あくまで男女のドラマに重点を置いてノワールに徹してみせた、にも関わらずトリック自体が成立しない明確なミスキャ>>続きを読む

鮮血の美学(1972年製作の映画)

5.0

「ベルイマン『処女の泉』を暴力的ベクトルで再解釈した超バイオレンス映画。その暴力描写の徹底ぶりは、逆説的にアンチ暴力へと繋がっている。ウェス・クレイブンとショーン・S・カニンガム、お互いにとって初のホ>>続きを読む

エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア(1994年製作の映画)

5.0

「7作目にしてメタホラーの大傑作。ホラー映画の存在意義を、これ以上なく熱く、美しく提唱してみせる。恐怖を語り継ぐということの崇高さ。ホラー映画を作ること、観ることを決してやめるな!という燃えるメッセー>>続きを読む

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

5.0

「『ドリームスケープ』が元ネタとは言え、”夢の中で殺される”というプロットを思い付いた時点で完全に勝利。まず誰からも睡眠は奪えないし、夢を舞台設定することであらゆる恐怖(不条理)表現が可能であるし、殺>>続きを読む

オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

5.0

「死に様博覧会。出てくる死に様が何もかも素晴らしい。前作の首チョンパに当たるエレベーターでの人体ワイヤー切断は、ちゃんと切断面を見せてくれる上にスローモーション。何が素晴らしいって、断面からはみ出る”>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

5.0

「ホラー映画にスター俳優を起用し、恐怖の対象が子供ということで『エクソシスト』のフォロワーと言える(まあいつの世もガキは怖いのだが)。しかしそこは職人作家リチャード・ドナー、鬼畜フリードキンとは異なり>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

「宮崎駿でも絶望するのか……と溢れ出る涙を止められなかった。ピラミッドのある世界かない世界なら、俺はある方を選ぶ!という作家の懺悔、且つ賛歌。宮さんのフェティズムが最も色濃く表れた最高傑作」

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

5.0

「殺人鬼が宇宙に行ったくらいで映画は面白くならない。ということを徹底的に研究し尽くしていて、その努力が滲み出ている。素晴らしい創作精神。ジェイソンがパワーアップしてターミネーター化するのも、これがやり>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

5.0

「ヌーヴェル・ヌーヴェルヴァーグ。疾走のフィルム。カラックスのジュリエット・ビノシュへの愛が常軌を逸していて(『ポンヌフの恋人』で更に狂うけれど)、故に本作がビノシュのベストアクトなのでは。ってかめち>>続きを読む

GANTZ:O(2016年製作の映画)

5.0

「新しい映像表現で残酷グランギニョールを完成させたこと。漫画作家の脳内イメージを文字通り完璧にヴィジュアル化したエポックであるし、矛盾しているけれど”アニメーションによる漫画の完全実写化”としてマスタ>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

「ファイナル・カット派。ダグラス・トランブルの視覚効果が最も美しいバージョン。ホッケーマスクレディーも復活しているし。よく考えたら、嫌いなキャラが一人もいない……。あらゆる元祖」

ウホッホ探険隊(1986年製作の映画)

5.0

「離婚がテーマのホームドラマ……と聞けば修羅場に次ぐ修羅場を想像するけれど、本作はそれをあからさまに淡々と描いてみせる。そこがクールで80年代的。そしてそこが森田芳光脚本。離婚してからの展開が凄い。実>>続きを読む

ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

5.0

「動物版マッド・マックス。今度は都会だ!ガチでベイブを殺しにかかる狂犬とのチェイスやおばさんが飛び跳ねて格闘するクライマックスとか凄まじい。ジョージ・ミラーで一番好き」

銀嶺の果て(1947年製作の映画)

5.0

「三船敏郎デビュー作……これがデビュー⁈と驚嘆の怪演。白銀の雪景色に見え隠れする悪。黒澤明、愛しの三船とのファースト・コンタクト。こちらも映画音楽デビューの伊福部昭、初々しい」

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

5.0

「前作同様、ブラックコメディ。床の血で2回連続すっ転び、船内で銃をぶっ放したら船自体が破壊されてしまったシーンを観てから、もうこの後何が起きようともこの映画を擁護しようと決意した。とどの詰まり、”映画>>続きを読む

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

5.0

「雨はザーザー降ってるし、霧はモヤモヤ出てるし、地面は泥まみれだわ、血は出るわ、生卵割るわ、スープ飲むわ、唾吐きまくるわ、おしっこするわな怒涛の177分間。例えるならば、新宿ゴールデン街で先輩と呑み始>>続きを読む

バグズ・ライフ(1998年製作の映画)

5.0

「プロットは完全に『七人の侍』。それを虫で、アニメーションで、僅か95分でやったことに意義がある。バッタ一味の狂気(何人かガチのキチガイがいる辺り)。勧善懲悪ぶりに手加減が無くて、クライマックスはおぞ>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

5.0

「ついにピクサーが人間を主人公に据えたという試み。故に、ヴァイオレットの髪の毛一本一本に感動したし、インクレディブル夫人の熟女的エロさに悶えた。ちゃんとセックスを仄めかす描写も素晴らしい。全体を通して>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

5.0

「恐怖=エネルギーを転換して、喜び=エネルギーとして最終提示してみせたのは、当時としても新鮮なメッセージだった。原子力や原発の暗喩として読み取ってしまうのは、3.11以降の思考故なのか。ランドールさん>>続きを読む

アフター・アワーズ(1985年製作の映画)

5.0

「実はスコセッシで一番好き。眠れない夜のお供。不条理劇としては勿論、技巧面においてスコセッシ史上最も完成度が高い(あまり論じられないけれど)。ラストの切れ味が何度観ても最高。『グッドフェローズ』系も好>>続きを読む

みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

5.0

「”人を笑わせること”自体を馬鹿にしてみせた、不条理とナンセンスの結晶。観客に全くおもねっていない攻撃性が素晴らしい。『TAKESHI'S』が北野武にとっての『気狂いピエロ』なら、本作は変化球ながら『>>続きを読む

4匹の蝿(1971年製作の映画)

5.0

「死を楽しむ観客が映画に殺される感覚。アルジェント本人は正統派ミステリー映画として撮ったのだろうけども、実のところアルジェント史上最も狂ってる。魔術的映画であり唯一無二。びっくりラストのスローモーショ>>続きを読む

屋敷女(2007年製作の映画)

5.0

「妊婦鑑賞厳禁フレンチスプラッター。前半は正統派スラッシャー、後半は監督の好きなもの詰め合わせ!同年『マーターズ』も公開され、とにかくフランス残酷ホラーの勢いが凄まじかった。今は無き渋谷シネマライズに>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

「映画史上最恐のブラックコメディ。食卓でねえちゃんが発狂してぎゃーって叫ぶと、ソーヤー家の皆さんも一緒にぎゃーって叫ぶところが本当にかわいい。ラストカットが神。ロメロの『ゾンビ』も同様なのだけれど、全>>続きを読む

ゾンビ/ディレクターズカット完全版/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

5.0

「言わずもがな何もかもが最高なのだけれど、オープニングのテレビ局が超好き。あの、世界の終焉に気付いていく感。絶望に関する情報が提示されていく感。徹夜映画というジャンルを偏愛しており、その点、フランが悪>>続きを読む

スクリーム(1996年製作の映画)

5.0

「メタホラー。映画についての映画。大学教授だったウェス・クレイヴンらしい。たくさんホラー映画観てて良かった〜。冒頭であっけらかんと惨殺されるドリュー・バリモアがかわいい」

アメリカン・ナイトメア(2000年製作の映画)

5.0

「クレイヴン、ロメロ、フーパー……今やインタビューされている巨匠たちの3人が、残念ながら旅立ってしまった。だからこそ、今観ることに意味がある。70年代傑作ホラーと時代背景の関係性に迫った素晴らしいドキ>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

5.0

「悪趣味SFコメディの大傑作。人間がどうしようもなく馬鹿なのは何故か。それは人間を作った神がどうしようもなく馬鹿だからだ!という、親の悪口映画。ふんどし一丁の真っ白巨人が大暴れしたり、私利私欲で動く馬>>続きを読む

愛の亡霊(1978年製作の映画)

5.0

「人と人との出逢いはかけがえのないもの……なんて欺瞞だ!世の中には、絶対に出逢わない方が良かった人間もいるし、絶対に愛し合わない方が良かった人間もいるんだ!すなわち、男と女は出逢うべからず。ホラー映画>>続きを読む

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