久しぶりにビクッ！と体が跳ねるタイプの映画を観た。
まぁ頭のおかしい老夫婦に若者が殺されるんでしょ～みたいなノリで観に行ったので、思ったよりちゃんと怖くて楽しめました。
音楽のチョイスが良いですね。劇中曲が良い映画にハズレ無し(多分)
【以下ネタバレ有】
良い意味で酷すぎて笑えたシーンがちらほら。
執拗に刺し続けるババア！老夫婦のベッドシーン！心臓発作！後輪でグチャリ！良いですね。
とりあえず感想としては「仲の良いご夫婦ですね～」って感じ。普通あれぐらい年取ったらチンコまともに勃たないんじゃないですか？旦那さん偉いです。
ただ私もお下劣(？)人間なので、てっきり旦那さんが勃たないから殺した男達と死姦させるのかと思ったんですよ。そこまでじゃなかったですね。死後硬直がいい感じになったりしないのだろうか…
思うんですけど、映画における殺人の動機って身勝手なものであればあるほど面白いんじゃないかと思うんです。
私が観た限り今回の動機は「若さへの妬み」なんじゃないかと。ナイス身勝手。
恐らくババアは若い頃モテたんでしょうね。ビッチだったのかビッチになりたかったのかは不明ですが、とにかく戦争のゴタゴタで思ったように生きられなかった=人生の1番美しい時間をチヤホヤされずに生きてきたんじゃないかと。旦那さん何度も従軍してたようですしね。
私も今人生の一番いい時期を過ごしてるとは思うのですが、まぁモテません。そんな私からしたらこの映画は老夫婦側に感情移入して、「やったれー！殺せ殺せ！」となるはずの映画ですが、残念ながらそこまでノれませんでした。
この映画の辛いところはイマイチ主人公達が悪い奴に見えないことなんですよね。自主制作のエロ映画で一攫千金！上手くいくかは別として、別に悪くは無いような…もちろん無断なのは良くないですけどね。
素直に「彼女を他の男とセックスさせたくない」と言えないまま殺されたRJくんは特に可哀想。ドンマイです。
現にpornhubとかに自主エロ動画をアップロードして大金稼いでる人たちもいるので、正直先見の明あるやんと思ってしまいました。
これが「カップル3組で老夫婦の納屋借りて乱交パーティーしま～す！金？30ドルでいいだろ？ついでに牛小屋とかでもしちゃうよ～ん」みたいな奴らだったら、殺せ！いけ！になるんですけどね…
まぁそんな事情を知らず目の前でセックス見せられたらこの野郎！となるのは分かります。
続編の「Pearl」も楽しみですね。それを観て改めて評価したい作品な気もします。
とりあえず一人二役をこなしたミア・ゴスさんお見事。続編も頑張ってください。
追記
途中女の子が斧で地下室のドアぶっ壊して、ジジイに手切られたところがまんまシャイニングで笑ってしまいました。
あと洋画の不快な家はレモネードを出しがちな気がします。だいたい不味そうなので飲んだことないけどレモネードが苦手になりました。
