書きたいことが色々ありすぎるので
①主役2人が魅力的じゃない
②監督の自己満がつまらん
に絞って書こうと思います。
①について、本当にアラナとゲイリーの2人とも大嫌いな人間です。
ゲイリーは15の無鉄砲な金だけ持ってるキザなクソガキ。それはまぁ良いです。嫌いですけど。
問題はアラナ。ビッチもビッチ大ビッチですよ。チンコ付いてたら誰でもいいんじゃないか？って感じで自分に寄ってくる男にしっぽを振りまくります。
途中ババアに「あなたは犬よ。獰猛なピットブル」とか言われてましたけど、犬は犬でも男の股間を舐めるバター犬ですよこいつは。酷すぎる。
私が考えるアラナの1番の問題は、「美人じゃないこと」だと思います。申し訳ないけど美しいと力強く首を縦に振れない顔。かと言って愛嬌がある訳ではないんです。
人の美醜についてとやかく言うのは心苦しいんですけど、アラナがもっと美人だったらビッチでも「まぁこんなに美しけりゃ調子にも乗るよね～」となるんです。もっと美人が沢山出てくるのにアラナがモテるのがそもそも謎だし性格も良いわけじゃない。アラナが美人じゃないことが作品の説得力を落としてるように思えます。
ゲイリーもヤリたがりです。結局チンコ。けど15の男なんてヤリたい盛りですよね！？ヤリたいけどヤレない、そんな思いを悶々と抱えながら生きてる訳ですよ。
これでアラナが清廉潔白超処女キャラだったら攻略までの過程で十分楽しめるし、ラストもバッファロー66よろしく最後に2人がベッドで寝てるシーンで締めれば「よかったねfoooo！」となりますが、アラナちゃんはビッチ(性行為の経験の有無に関わらずビッチと取れる行動ばかり)なので2人の今後が心配で喜べない。まぁどうでもいいですけど。
さっさとヤッちゃえばいいのに途中ゲイリーたちが給油缶？のノズルで手コキみたいなことをしてるシーンで1人「はぁ…」みたいな冷めた視線を送っています。
え？お前それしたいんじゃないの？と思ってしまいました。いきなりそんな行動取られても前科があるんだから受け入れられません。ダメです。
まぁゲイリー君もアラナちゃんも似たもの同士。お互いがお互いをコントロールし合おうとするんで衝突とくっつきを繰り返します。
正直2人とももう少し美男美女だったらここまで怒ってないです。ルッキズムとか言われても気にしない！スクリーンで観るなら美男美女の方が楽しいだろうが！！！痩せろゲイリー！！！！
そもそもアラナちゃんがあんなに男に尻尾振る理由はなんなんですかね？求められて嬉しい？ゲイリーに見せつけたい？前者だったらビッチだし後者だったら自己満変態女。
てかゲイリーが1番求めてくれてるのになんで応えてあげないんだよ！ゲイリーは嫌なのか！？子どもだからって言うけどあんたも同じなの気づけやって感じです。
②です。
正直アメリカのサブカルチャーが詰まりに詰まっているので私も完全に理解が出来ませんでした。
アメリカのサブカルチャーとか昔の雰囲気を再現している作品で連想されるのは、やはりタランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でしょう。
しかしワンハリが知らなくてもちゃんと楽しめる映画なのに対し、これは知らない人は完全置いてけぼり。
軸となるアラナとゲイリーの話が心底どうでもいい不快なバカ2人の恋愛話なので、自然とオマージュ等のサブストーリーに逃げたくなるわけですが、まーったく分からないので逃げられない。ルドヴィコ療法みたいですね。違いますけど。
多分これは監督が好きな物や関係者を詰め込んでるんでしょうね。ワンハリに比べて再現とかオマージュのスケールが小さいような気がします。
まぁ私の知識不足も悪いですが、監督が出したい人入れたい要素だけ入れてもなぁ…それって商業映画としてどうなんだと思います。分かる人だけ分かればいいんだよってスタンスが極端すぎて嫌悪感を覚えました。何度も言いますが、万人には分からない(かもしれない)マニアックなネタを入れるなら本筋の話をもう少し面白くしてください…
詰め込みたいがあまり主役2人以外の登場人物が風のように現れては去っていく。いかがなものかと思います。この人ええやん！と思った人もすぐいなくなってしまう。もっとサブキャラ達を見せてください。だって主役2人に魅力が(ry
米国内のみなら元ネタが分かる方も多いでしょうから高評価になるのも納得できます。
しかし日本展開は正直失敗だと思います。監督が伝えたいこと、多分全然伝わってませんよ。「何かエモーい」「画面がきれーい」で片付けられるのは本望では無いのでは。
唯一褒められるところはガソリン切れのトラックを運転するシーン。あれはアラナ役の方が本当に運転してるんだそう。あのシーンだけはお見事。あとブラッドリー・クーパーの怪演もお見事。キモくて殴りたくなりました。
