公開当時のタイムラインの賑わいから、ずっと見たかった作品！
3部作…だと…
あらすじは知っていて、予告編も見ていたとはいえ、若者たちの制作ビデオの描写がすごくて…ひょえーとなった。ただ、こういった描写も、若者たちがセックスについて語るシーンで表すように、老夫婦との対比になっていて、主人公と老婆の姿が重なる映像にヒィッとしてしまった。
前半では、次のシーンを一瞬見せながら、前のシーンと繋げていたりと、シーンの繋げ方が印象的だった！老夫婦や農場の不気味な感じ、若者たちの若さを謳歌する姿が溢れていただけに、後半の勢いにオオオ！！
後半では、老婆がとにかく印象的。演出の仕方も画になるシーンばかりで、見入ってしまった。「ビッチ」には笑った。ただ、殺戮の仕方は大体想像の範囲内で、思ったよりスプラッター少なめなのが、少し物足りない分、私には見やすかった。あと、いくつかのホラー作品へのオマージュを思わせるシーンがあって、クスリとした。
シャマラン監督の「オールド」とは別のアプローチで、"老いの恐怖"を表現しているところ、老婆が主人公に放った言葉に、鳥肌がたった。ただのスプラッター系ホラーというより、"老い"という誰しにも訪れるものにテーマを持ってきたのが面白かった。他にも、ずっと流れるテレビ映像と物語の展開がリンクしていたり、テレビ映像にもオチがあったりと、細かい作りが見応えあった。
ラストの保安官の一言には笑った。そこからのエンディング曲の流し方、曲のチョイスが良かった。
残り2作品がこれから公開だそうで、内容からしても気になるので、楽しみ。
