ククレ

少林寺 4Kリマスター版のククレのネタバレレビュー・内容・結末

少林寺 4Kリマスター版(1982年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

デジタルリマスター版と聞いて、久しぶりに鑑賞。小学生の頃、テレビで放送されていたのを観て、次の日はみーんな「ショウリーン〜ショウリーン」って歌ってたなぁ。小林くんのあだ名がショウリンやったわ〜。40年ぶりに観てもやっぱりスゴい…。身体能力がハンパない!しなやかな武術の数々は、ブルース・リーやジャッキーとは違う魅力があるなぁ!

冒頭の少林寺の歴史のナレーションで、日本の少林寺拳法との交流も述べられていて良かった。日中友好の映画でもあるんやね。

以下はネタバレ…





何と言っても、リー・リンチェイが若い!少年みたいな屈託のない瞳!ただ、健気に修行に取り組むのかと思いきや、結構言う事聞かんのね…。そんなヤンチャだった彼も、もう還暦過ぎてるんやね…。

床の石畳が凹むほどの「ハッ!ハッ!」は定番やね。個性的ないろいろな「お馴染み」の武術が見られるのも面白すぎる!兄弟子たちもすごいことに気付いた。特に酔拳の人…ジャッキーよりも数段上手いよな。

少林寺を守るためにみんなが戦うのはやっぱり興奮するなぁ!みんな本当にカッコいい。師父が殺されるのはとても悔しい…。

でも、ストーリーはやっぱり雑やな。少林寺の規則もなんかユルユル。肉を食べてるし、悪い奴は殺してもいい。ラストでは皇帝の一言で酒も飲んでいいことになる。「おおらか」な宗派なんやね。

当時は何とも思わなかったけど、気になったのは動物が殺されるシーンが多いこと。カエルをぶった切るところや、子ヤギを素手で殺したり、犬の丸焼き…。今では絶対にできない描写やな…。
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