ククレ

BLUE GIANTのククレのネタバレレビュー・内容・結末

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

原作はあまり知らなかったし、ジャズにも興味がなかったけど、この作品は素晴らしい!音楽への熱い想いに溢れてる!

以下はネタバレ…






主人公の大は直球型の「サックス馬鹿」で、ピアノの雪祈が「クールな天才肌」、ドラムの玉田は初心者、という3人のキャラクターがエエなぁ!そして彼らの周りの「大人たち」も素晴らしい。ジャズバーの女主人やソーブルーのオーナー、観客のじいさんまで、みんな彼らを優しく見守りながら応援してるんやね。ラストライブは一緒に涙が滲んだ。

実は本当の主役は雪祈なのかも。慢心を指摘されて挫折、そこからの立ち直り、そして事故…。左手だけでラストライブを「命がけ」でやり遂げる。ラストは「BLUE GIANT」という曲を作りながら、大に電話でエールを送る。すごい成長やね。

ジャズの「生き物みたいにうねり変化する」音を映像で表現することに成功してると感じた。多彩な色彩と輝き、縦横無尽にステージ上を駆け巡るカメラワーク、ほとばしる汗と観客の表情…!特に、ソロパートの時に爆発するみたいに躍動する映像が、音楽と相まってとても気持ちよかった〜!

演奏している姿だけCGになっていて、そこだけヌルっとしてるのはちょっと気になったかも。
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