このレビューはネタバレを含みます
世界中のクリエイターに影響を与えたというカルトアニメ！
何となく敬遠してたけど勧められて観てみたら…
なんやコレ！面白すぎるがな！
奇っ怪な色使いで、動きもシュールでカクカクしてなんかおかしいぞ。出てくる宇宙人もクリーチャーも気持ち悪すぎるし、劇伴も奇妙やけど…クセになるで！
ストーリーはしっかりしてるし、メッセージ性もある。
観るのをためらっている人はぜひ、最初の3分でも観てみて欲しい。ハマる人はハマる。
以下はネタバレ…
「GANTZ」を思いだした。「巨大な宇宙人に飼われる」という恐怖たるや…。可愛がられてはいるけど、命をもてあそばれて尊厳なんてない生活。
しかし、人類には知性があるんやね。テールは学習装置を盗んで逃げ出して、野蛮な生活をしていた人々を啓蒙して導いていく！「学び」によって人類は目覚める！
人類の方が寿命が短いのがポイントやね。人間狩りを逃れた人々はドラーグ達にとっての数週間で都市を築き上げ、ドラーグの文明を利用してロケットまで開発してしまう。
「ドラーグの瞑想は、別の星で交配することが目的だった」という展開はようわからんなぁ。ダンスが生殖行為なの？なんやそれ？でも、そこを攻めることで人類に勝機が見えて、一気に形勢逆転するのは痛快やった！
和平交渉に持ち込んで、人類は人口の星「テール」を得ました、そこで幸せに繁栄しました。というオチなんやけど…。
ドラーグってかなり残虐やったはず…。人間狩りの「バルサン」とか「掃除機」とか恐ろしい兵器の数々を覚えてるから、いつか星ごと滅ぼされてしまうんやないか？と考えてしまうわぁ！人類も対等に武装しとかなあかんわな…。
しばらくは夢に出てきそうな強烈な映像体験でした。
