ククレ

マンハッタンのククレのネタバレレビュー・内容・結末

マンハッタン(1979年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

学生の頃、有名な映画だから「観とかないと」と思ってレンタルしたんやけど、良さが全くわからなかった記憶。「きっと大人の恋愛観が理解できないからや」と思ってた。
40代後半になり、彼らよりも年上になった今ならわかるかも?と思って観たんやけどなぁ…やっぱりハマらない。ウディ・アレンが好きじゃない。

以下はネタバレ…





マンハッタンの景色や音楽はとても印象的。でも、モノクロやからいまいちロマンティックには感じなかった。夜景なんかはカラーの方がいいのになぁ。

出てくる人たちみんな自己中で短絡的。「自分はインテリでスマートなニューヨーカー」と思い込んでいる。20代の若者ならともかく、いい年して幼すぎる。同姓婚した元妻(メリル・ストリープ!)は暴露本を書いたりするし、不倫してる友人は主人公に紹介したくせにヨリを戻して逆ギレ。ダイアン・キートンも気持ちがふらふら揺れすぎ。みんな「大人の恋」ではないんやわ。

でも、一番最低なのは主人公やで。いつものウディ・アレン特有の神経質で皮肉屋な42歳。なんでこんな奴がモテるんやろ?17歳と付き合うなよ。ホンマに気色悪い。自分で振ったくせに、トレーシーがロンドンへ経つ直前に引き留めようとする。自分勝手な「幼稚さ」に呆れた。恥ずかしくないのか?そして18歳になったトレーシーに諭される。「もっと人を信じなきゃ」…情けない。

アカンわ〜!イライラするわ!やっぱり、ウディ・アレンのあのツルンとした子どもっぽい顔が嫌いなんやわ。最後は大人としてカッコつけてトレーシーを見送るべきなんとちゃうの?
ククレ

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