"人々が苦痛と向き合わないそんな世の中では犠牲者しか生まれない。
殉教者は稀よ。地上の悪をその身に引き受けて、自己を超越するの"
【STORY】
何者かに監禁され虐待された少女リュシーは復讐とトラウマに取り憑かれ、脱走後長い年月をかけて復讐計画を進めた。
そしてリュシーを見守った唯一の友人アナも、暴力と苦痛の連鎖に巻き込まれていく。
リュシーを痛めつけた "彼ら" の正体・目的とは…?
【一言まとめ】
●辛すぎ。惨すぎ。
●本気で鑑賞中止したくなるのは初めて
●でもきっといつかまた観る
●すごい映画であることは間違いない
【感想】
物語も描写もエグすぎます。人って、フィクションでここまで嫌な気分になれるんですね…。また一歩、成長(?)できた気がします。
グロい映画や拷問描写のある映画、不幸な映画や理不尽な映画はこれまでにも観てきましたが、途中で本当に「観るの止めようか…」と頭をよぎった作品はこれが初めてです…
ずっときついんですもん。
嫌になるような映画だって、本当に見てられない程なのは途中の一部分かラストかが多いのに、今作はずっときつい。
でもきっと、記憶が少し薄れた頃にまたいつか観ようとするでしょう。凄い作品である事は間違いなかったので。
一番すごいなと思ったのは、観ている自分からも表情が薄れ、力が抜けてリラックスしてきた瞬間。
「あ、これいちいちリアクション取ってたら持たないわ…」と悟って無心になって眺め始めた自分が、まさに内容を追体験させられているかのようで恐ろしくなりました。
酷すぎるけど、やっぱり "凄い映画" でした。
【怖い映画点数表】
物語 ★★★★☆
効果・演出 ★★★★☆
ビックリ ★★☆☆☆
グロさ ★★★★☆
気持ち悪さ ★★★★☆
緊張感 ★★★☆☆
不気味 ★★★★★
独創性 ★★★★★
後味 ★★★★★
リアクション★★★☆☆
---
観た回数:1回
直近の鑑賞:レンタルDVD(20.08.19)