磔刑

ブルービートルの磔刑のレビュー・感想・評価

ブルービートル(2023年製作の映画)
2.0
ほぼ全ての演出や設定、ストーリー、キャラクターが既存のヒーロー映画の模倣でしかなく革新性が無いので退屈。

能力はグリーンランタン、見た目はアイアンマン、ベンおじさん、同じ出生のヴィラン、ブラパンのあの世描写。
過去作との類似性を上げればキリがない。

それにヒーローなのに市民のための行動が無いのがダメ。
ヒーローと悪との対立構造ばかりで、その間にいるはずの一般市民を完全に無視している。それなのにラストは町の人から認められた感出しているが、市民とヒーローが心を通じ合わせるような事柄が無いので全くカタルシスがない。

最後もしょーもない下ネタ。というか『寄生獣』のワンシーンの下ネタのパクリだし、そもそも『寄生獣』の丸パクリした上、劣化させたような作品。
ヒロインと熱いキスをして終わるのもそもそもそんな話だったか?って感じ。眩しい日差しをバックにするのもマイケル・ベイ的暑苦しさだ。

先代ブルー・ビートルとかそもそもブルー・ビートル自体誰も認知してないマイナーヒーローなのに何言ってんだ?って感じである。自意識過剰も大概にしてくれ。

数多くあるヒーロー映画からわざわざこれを選ぶ必要を全く感じない全てのヒーロー映画のデジャヴのような作品。
磔刑

磔刑