きょう

ラブ・フラワーのきょうのレビュー・感想・評価

ラブ・フラワー(2016年製作の映画)
3.6
高校時代、人気カップルとして君臨していた女性アリソンが、イジメの対象だった冴えない主人公ジェニーに対し、自分のカレシに成り済まし、プロムのお誘いメールを送った。それがきっかけで笑いものとなり落ち込むジェニーだったが、卒業後、幼少期からの夢だった、“真実の愛を見つけた時にだけ咲く”と言い伝わる伝説のく花を探し求めて、世界を旅する植物学者となった。8年後、故郷へ帰った彼女の前に現れたのは、残酷な仕打ちをした二人。過去への罪を償おうとする彼シェーンの行動から、再び恋心が再燃するジェニーは、どこか違うと感じ始めた今カレとの間で揺れ動くことに。


主人公ジェニーは賢く心が優しいのに「おとなしくで目立たない」というだけで、目立つ存在のカップルからいじめを受けていて💦
ジェニーはこのカップルの彼シェーンに密かな思いを寄せていて、それを知ったその彼女アリソンがシェーンには黙ってジェニーに嫌がらせをします。
それから8年後に3人は再会し、シェーンとアリソンの交際は続いていて、アリソンは相変わらずでしたが、シェーンは卒業後に大きな挫折をし、そこから這い上がり高校教師となり、人間的に大きく成長していました。
自分が高校時代にジェニーにしてしまった数々の嫌がらせなどを償いたい気持ちにもなり…しかし、本当のジェニーを知らなかった彼は彼女の人柄を知れば知るほど惹かれていき…
再会して最初はシェーンとできるだけ距離をとりたいジェニー。しかし、だんだん以前とは違う彼の人柄に心を許し、高校時代に思い抱いていた恋心が復活し…
ただ、2人にはそれぞれ恋人がいて、なかなか思いどおりにはいかず…
お互いに恋人に対して違和感も感じてもいました。
今だにシェーンはアリソンと付き合っていて、アリソンはジェニーの存在がおもしろくないのですが、シェーンがジェニーと向き合うたびに自身もジェニーにしてしまったことを悪く思うと同時に、自分の高校時代に抱いていた「心の弱さ」と「自信のなさ」を告白。
終盤の方でジェニーとアリソンが本音をぶつけ合う姿は見ていてスッキリしました。
様々なことがフラットになり、ラストはありきたりな感じですが、ラブストーリーの最後はハッピーがやはり気持ち良いですね💘


自分の学生時代にもシェーンやアリソンのように男女ともに「良くも悪くも目立つ」人間はいて、ジェニーのようなその反対の人もいて、目立つ人は理由もないのに目立たない人にちょっかい出したり、意地悪したり、そんな光景がありました💦
しかし、心底悪い人間なんてよほどのことがない限りはいなくて、目立つ側にもそうでない側にもそれぞれ悩みがあって、そこを解消するためにそのような行動にでる。皆が素直な気持ちになってお互いに接することができれば意地悪などなく、楽しく過ごせるのでは?と思いました😌
こちらはラブストーリーでありながら、周り道して本当に大切なものにめぐり逢える、そんな人の心の成長も描かれた作品だとも思いました💘
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