きょう

今日も嫌がらせ弁当のきょうのレビュー・感想・評価

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)
3.8
八丈島で暮らす、篠原涼子演じるシングルマザーの持丸かおりの次女、芳根京子演じる双葉は、高校生になると生意気な態度をとったり、母親を無視したりするようになる。かおりはそんな娘に対抗して、彼女の嫌がる「キャラ弁」を作る。やがてその弁当は、母を煙たがる娘へのメッセージになっていく。


かおりは2人の娘を持つ母。しかし、12年前に最愛の夫を事故で亡くし、女手一つで2人の娘を育ててきました。
幼い頃の次女の双葉は、そんな母とずっと一緒に居たくて「レストランをやりたい」と言っています。まだまだ素直な年頃ですね。
そして、双葉は中学から高校生になるぐらいからは反抗期となり、この反抗期も結構酷いもの😅なので、母は必死に立ち向かっている様子💦
それでも娘の態度は変わらないのなら、娘の嫌がる「キャラ弁」で対抗すると決めます💦
様々なバリエーションのキャラ弁。見ているだけで、楽しい気持ちになりました😆
自分は3人の子供のお弁当を作ってきましたが、キャラ弁は作ったことなく、簡単なものばかり😅こんなバラエティに富んだお弁当が作れたら、また違ったコミュニケーションが取れたかも…とこの作品を観てから今更ながら思ってしまいました😅💦
かおりは双葉の高校入学から卒業までの3年間、自分がどんなに忙しくても「キャラ弁」を作り続けたこと、本当に素晴らしいなと思いました👍そして、どんなに娘に憎まれ口を叩かれようとそれに負けない強い気持ちも、母として尊敬できる部分です✨
双葉は本当は母が大好きなんだけど、多感な年頃…素直になりたいのになれない。自分自身もそんな時期がありました。
双葉には好きな人がいて、彼に気持ちを伝えるのに母に教えてもらいながら「キャラ弁」を作り、それがとても残念な結果になってしまいます😢
母が失恋💔した娘を元気づける部分ぐらいから、泣きっぱなしが多かったです😭
母の励ましは凄く心に響くけど、やっぱり気持ちと反対の態度をとってしまう反抗期の娘。母としての気持ちで見るともどかしくなりますね。
そんな娘も進路を考えなければならない時期になり、そんな時も母はキャラ弁を作り続け…なかなかスムーズにはいかない母娘のやりとり。双葉が恋も進路も自分の思い通りに行かないからもどかしくなる気持ちも、若かりし頃の自分と重なりました。
しかし、かおりは頑張り過ぎてしまったのか、体調を崩してしまいます。
心配する双葉。そして、母を思い、決まった進路を諦めて、母と姉と一緒にレストランを…と。母は本当は嬉しかったでしょうが、娘の本当の気持ちを考えて心を鬼にして突き放す部分はまた泣けてきました。
そして、最後のお弁当を頂く部分でさらに号泣しました😭😭😭
最後まで突っ張っている双葉でしたが、母の愛情は心底伝わっていたと思いますし、都会に出て、社会人となり、この母との「キャラ弁」を通じたやりとりは彼女の心を大きく成長したさせたと思います。


母親視線からも娘視線からも観れるこの作品。どんなにイヤな態度を取られようと、憎まれ口を叩かれようと、やはり娘たちのことは愛おしい💕
そして、かつて、自分にも「娘」だった時代があり、その時は母に反抗していましたね😅
しかし、自分が親の立場になって、母がどんな時でも自分の味方でいてくれたことのありがたみなど身に染みてわかるようになりました。
篠原涼子さん演じる強くてしなやかな母がとても良かったです👍✨
芳根京子さん演じる娘の反抗期でむしゃくしゃしている演技が上手すぎ👏✨
松井玲奈さん演じる長女が2人の中間で関係をより良くしていこうと良い感じで頑張る💪🏻姿が心にグッときました🥹✨
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