きょう

バンドワゴンのきょうのレビュー・感想・評価

バンドワゴン(1996年製作の映画)
3.8
シャイなボーカリストのトニーをはじめ、マザコン気味なドラマーのチャーリー、喧嘩っ早いベーシストのエリック、それにドラッグ好きなギタリストのウィンの4人が、バンド「サーカス・モンキー」を結成する。そして伝説のマネージャー、ライナスの目にとまり、アメリカ縦断のツアーに出発した。やがて、トニーは彼が書いたラブ・ソングのモデルとなった憧れの女性アンと再会するが…。


個性がバラバラの4人が集まってバンドを結成💦それだけでも面白いというのに、さらに4人が伝説のマネージャーと知り合って、共に無名のバンドをBIGにしていこうという流れだからなおさら面白いです😆
バンドの名前は「サーカスモンキー」。
4人は個性こそはバラバラですが、音楽を愛する気持ちは同じ。それぞれが自分の力に自信を持っています👍
伝説のマネージャーとともに中古のオンボロワゴンでツアーが始まります。
旅先ではちょっとしたハプニングなどいろいろありながらも、お互いの個性でそれぞれの良い面、良くない面をカバーしたりして順調に進んでいましたが、バンドの代表曲「ソーロングアン」がきっかけで仲間同士で恋愛問題のいざこざがおこってしまいます😣そして、順調に進んでいたバンドに危機が😱
しかし、それをきっかけにメジャーな会社からお声がかかり、バンドの危機を脱せるのかと思いきや…でも、彼らにとって売れることが音楽ではない、自分たちが考える方向と違うものをやるくらいなら、やらない方がマシ。自分たちのスタイルで好きなことを続けていく方が心地良いですよね。
1つのツアーを経て、彼らの成長を感じられました。


バンドを結成して、音楽はもちろん、そこでの人間関係だったり、そこ以外での人間関係だったり、そして、それを通じての自身の挫折や成長をテーマにしたものは今年の上半期で自分の中で圧倒的なベスト作品だった「BLUE GIANT」。
こちらの作品もそれに通じるものがありました。続けていれば、時には立ち止まって考えることもある…それはバンドに限らずですが、そして、より大きく成長していく。
そして、自分が若い頃も仲間同士集ってバンドを結成する人が多かったです。「バンドブーム」なんて言われていた頃でしたから😌
自分はバンドはやっていませんでしたが、友人や知人の演奏🎶はよく聴きに行っていました。あの頃に戻れるなら、今度は演奏して皆を楽しませたいですね♪
音楽がテーマにある作品は観ていて、とても元気が貰えます。
90年代の若者をクローズアップした、心地良い青春ストーリーでした。
きょう

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