きょう

SHE SAID/シー・セッド その名を暴けのきょうのレビュー・感想・評価

4.1
ニューヨークタイムズ紙の記者、キャリーマリガン演じるミーガントゥーイーとゾーイカザン演じるジョディ・カンターは、映画プロデューサーのハーヴェイワインスタインが数十年にわたり、権力を笠に着た性的暴行を重ねていたという情報を得る。取材を進めるうちに、彼がこれまで何度も記事をもみ消してきたことが分かる。被害女性たちは多額の示談金で口を封じられ、報復を恐れて声を上げることができずにいた。問題の本質は業界の隠ぺい構造にあると気付いた記者たちは、さまざまな妨害行為に遭いながらも真実を求めて奔走する。


こちらの作品は、テーマは違いますが以前観た、メリルストリープとトムハンクスの共演で、スピルバーグ氏が監督を務めた実在の人物をモデルに、都合の悪い真実をひた隠しする政府に対して一歩も引かない姿勢で挑んだジャーナリストたちの命懸けの戦いを描いた社会派ドラマ「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」や、カトリックの教会の神父たちの性犯罪を暴いた新聞記者たちを描いた、「スポットライト /世紀のスクープ」と重なりました。
自分の権力を振りかざして、立場の弱い者に性的暴行などの許せない行動をとる😠😡
そして、それをもみ消すために真実を語ることを口止めさせる😠😡
きっと、このような状況って映画界に限らず、様々な業界でもあることだと思います💦
そして、日本🇯🇵でも似たようなことはあります。
権力者が悪いのに、その悪い部分を棚に上げて、弱い立場の者を守ろうとする弁護士などをそこから取り上げ、自分の味方につけ、弱い立場の者が真実を語るとそれが悪になり罰を受ける…何とも理不尽過ぎる状況😣💦
悪い者が守られるおかしな世界。
そして、そんな者たちはやりたい放題で再び同じことが繰り返される😔
ニューヨークタイムズ紙の2人の女性記者、ミーガンとジョディが様々な壁にぶつかりながらも悪徳権力者の性犯罪の真実を明らかにしていく姿に心打たれました。そして彼女たちをサポートする上司たちは悪徳権力者に何を言われてもぶれないで悪いものは悪いと言える強さは流石だなと思いました。
2人を中心にとても良いチームであるとも思いました👌
ミーガンとジョディの記者としての仕事ぶりはもちろんですが、2人には家庭があり、夫も幼い子供もいます。そんな家庭と仕事を両立する姿も素敵でした✨
妻の仕事を理解する夫も素敵でした✨


ミーガンを演じたキャリーマリガン、最初、彼女と気づかなかったぐらい大人の女性になりました💖バリバリに働くキャリアウーマンながら、生活の変化でも悩み、そこから立ち上がっていく強くて素敵な女性をしっかり演じていました👏
ジョディを演じたゾーイカザン、被害者の気持ちに心より寄り添う素敵な記者ぶり、家族に向き合う時の優しい眼差しが良かったです👍
2人の上司を演じたパトリシアクラークソンとアンドレブラウアーも観ていて安心感がありました🥹✨
悪徳権力者が裏で様々なものを操って、自分を正当化して弱い立場の者を封じ込める…そんな間違いが通用してしまうのはあってはならない!そんな間違いに対して勇気を出して声を上げることの大切さを教えてくれた作品でした🥺🎬🇺🇸
きょう

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