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MEN 同じ顔の男たちのharuのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

男はみんな同じ。

夫を失ったハーパーは、心の傷を癒すため、一人で田舎のカントリーハウスにやってきた。お喋りな管理人ジェフリー、セクハラ神父、初対面でケンカ売ってくる少年など、ムカつく人間ばかりが続々と登場する中、ついに明らかにヤバい全裸の男に遭遇。あれ?みんな同じ顔してね?

「ミッドサマー」を手掛けたA24がお送りする、ジェシー・バックリー主演の不条理ホラー。雰囲気的には「もう終わりにしよう」に近いですが、グロ度は本作の方が断然上。しかし恐怖が繰り返されるうちに、ハーパー同様ウンザリしてくる仕様で、怖さはそれほどでもありませんでした。
一連の出来事は、現実と妄想のブレンドっぽいですが、どこまでが現実なのかはハッキリ描かれない。ラストで第三者目線で車が大破し、屋敷に血痕が付着していることから、誰かがお亡くなりになっている可能性が高そうですが、そもそも誰が実在しているのかも謎。トンネルあたりで妄想スタートしてそうな感じなので、死んだのはジェフリーあたりか?
さてハーパーはここに来る前夫を亡くし、それを自分のせいだと考えており、それが妄想に大きな影響を及ぼしている。ちなみに回想シーンによると、夫は妻を殴り支配しようとするクズ男でございますので、恐らく自殺ではなく事故死と思われます。しかしハーパーはこれがすっかりトラウマとなり、その後出会う男たちがみんな同じ顔に見えてしまう。ダニエル・クレイグ版007シリーズのいろんなロリー・キニアが見れる、あんまりお得感がないやつです。後半は宗教っぽいメタファーが多すぎてちょっとよくわからない部分もありましたが、「無償の愛を求める男とそれにウンザリする女」ということで、前半の恐怖がラストで「…そう」に変わるハーパーに、全力で同意できるのが秀逸。
友人が妊娠している設定が効いている。
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