クロアチア旅行に出た友人2人のうちの1人、バツイチ独身の親友ケイトが忽然と姿を消し、探している殺人の容疑がかかった一児の母であるベスが容疑を晴らそうと紛争するうちにとある"秘密"が明らかになる、というストーリー。
ベスのお子さんまだまだ赤子なのに旅行に出してくれる夫、優しいなぁ！ってのは日本的な考えなのかも。子(赤子)を夫にお願いして友人と旅行に来ています！なんて日本で言った日にゃ、お子さんが可愛そう！母親としての自覚がない！とか言われて大炎上しそう。知らんけど。
ストーリー的にも展開的にも分かりやすいんだけど、怪しい人が多々でてきたり、現地の言葉が翻訳無しだったり、そもそもけいとの行動が怪しかったりして、察しの悪い私は犯人誰やねん状態だった。
にしても、これ系ってたいせつ警察に腹が立つよな。変なところで仕事して、仕事して欲しいところで仕事せんのよ。わとりあえず私ならその場に転がってお菓子売り場の子供のように騒ぎ立てる。(そして人生の汚点へ)
あと今作ではベスの旦那がクズすぎて…言い訳もベスのせいみたいに言うけど、ベスの身体）状況的に何言ってんだ？でしかない。
タクシー運転手もだいぶ怪しかった。いい人すぎて逆に怪しいんよ。妻との馴れ初めも「君のように信じやすい人だったから、俺いい人だからデートしてって言ったらOKしてくれた」って、普通なら美談だけど、この状況ではだいぶ怖い。
ベスとケイトが宿泊していた民宿のオーナー(？)もまた色々と違った意味でやばかった。この映画ヤバいか、ヤバい疑惑の人しかいねぇでやんの。だからこそ観ていて混乱して良いのかもしれないけれど。
ええ、こんね終わり方！？流石にこれじゃあ…って終わり方しかけたところで二転あってほっとした。ベスずっと大変、心休まらない。人間不信になりそう。
真犯人がだいぶ気持ち悪いし、嘘に嘘を重ねるタイプの嘘つきだしナルシストだし最高にクズなのでだいぶムカついた。ベスの行動力が最初から最後まで光ってた。
目新しい感じはなく割と読みやすい展開ではあるものの、分かりやすいミステリーなので良くも悪くも緊張せずに見れた。シンプル。
退屈せずに最後まで観れるのはいいんだけど、ドキドキハラハラには欠けてしまったかなやって印象。惜しい。ベス役の女優さんもケイト役の女優さんも美しかったのと、クロアチア街並みが統一されていて素敵で、それでいてど事ない田舎感もあって良かった。
