いよら

かがみの孤城のいよらのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.6
実は年末に見ていたんですけど、レビュー書き忘れてました。

原作未読です。

あることがきっかけで、学校に通えなくなってしまった中学1年のこころ。ある日、部屋の鏡が光ってその中に入ると、不思議な孤城につながっていた。そこにはこころと同じようにして城にやってきた6人の子供たちがいた。案内人のオオカミさまは、「ここには一つだけ願い事が叶う部屋がある。その部屋の鍵を3月31日までに見つければ、その願い事が叶う」と告げて…。

7人の子供たちが出てきますが、メインはこころとリオン、アキの3人かな。オオカミさまの正体は予告編での予想とは違いました。ストーリーを追っていくと意外ではないんですけど、あぁそっちかぁってなります。
そしてアキの背景は辛いなぁ。。まぁみんなそれぞれ辛いんですけどね。だからこそ、この孤城での時間っていうのが大きいわけで。そしてそれぞれの願いもね。
それぞれ何を願いたかったのか。
結局は今の生活から逃れるっていうのが大きかったんだと思います。
でも逃れるために何をするべきなのか、その答えは、この孤城で過ごしたということがどこかにあるのかな、と思いました。それで、、だと思うんですよね。

ちなみに、この7人の関係性というかは結構早い段階で気づけます。ただ、スバルとアキは、違和感なかったのかなと思わずにはいられないですね。気づきそうなものですけど。

学校に通えなくなる原因って色々ありますけど、周りのサポートってすごく大事ですよね。そういう意味では、こころの担任の先生の対応は最低だなと感じてしまいました。いやいや、あなた誰の味方よ、と。
学校って本当に狭い世界で、ちょっとしたキッカケで誰かを揶揄ったり、除け者にしたり…。その対象なんてたぶん誰でも良くて。
だから、逃げるって選択も決して悪いことではないと、思います。世界はそこが全てじゃないと思えることが一番大事だよなと感じます。
いよら

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