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さかなのこのkazu1961のレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-473
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋主演の“のん”がもう最高!!さかなクンの半生なのに、男性ではなく女性の“のん”を起用した沖田監督の妙味がこの時点で光っています。とにかく“のん”が輝いていて、彼女の天性がこの役そのまま、彼女しかいない!!と思ってしまう、そんな作品です。

🖋️そしてメッセージもとてもシンプルで素晴らしい!!周囲にどう思われようが、“好き”ということを貫くことの大切さを笑いたっぷりに伝えてくれる素敵な作品、“好きに勝るものなし”ですね。

🖋️さらに、突飛で謎な演出が多くあってこれが結構クスクス笑えます。主人公ミー坊の周りの人たちを含めて、多くの登場人物がとボケていたり、ずれていたり、この辺りの演出の妙味も沖田監督ならではです。

🖋️本作、魚類学者でタレントのさかなクンが自身の半生をつづった著書を映画化した作品です。魚が大好きな少年がさまざまな出会いを経ながら、好きなことを究めようとまい進していく姿を優しく描いています。沖田修一が監督・脚本を務め、子供のように真っすぐに大好きな魚を追い続ける主人公を、“のん”が演じています。原作者でもあるさかなクンが映画が初出演を果たしていることにも注目ですね。

🖋️何とも不思議で温かい沖田ワールド!!魚好きにはより必見ですね!!

😊Story:(参考: 公式サイト)
お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆくーー。

🔸Database🔸
・邦題 :『さかなのこ』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/09/01
・上映時間 : 139分
・受賞 : ※※※
・監督 : 沖田修一
・脚本 : 沖田修一、前田司郎
・原作 : 『さかなクンの一魚一会
〜まいにち夢中な人生!~』
・撮影 : 佐々木靖之
・音楽 : パスカルズ
・出演 : のん、柳楽 優弥、夏帆、磯村 勇斗、岡山 天音、三宅 弘城、井川 遥

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督がのんを主演に迎えて映画化。「横道世之介」でも組んだ沖田監督と前田司郎がともに脚本を手がけ、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。
小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。父親は周囲の子どもとは少し違うことを心配するが、母親はそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢中なミー坊は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがてひとり暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だけが進むことのできる道へ飛び込んでいく。幼なじみの不良ヒヨを柳楽優弥、ひょんなことからミー坊と一緒に暮らすシングルマザーのモモコを夏帆、ある出来事からミー坊との絆を深める不良の総長を磯村勇斗が演じる。原作者のさかなクンも出演。
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