創

恋する惑星 4Kレストア版の創のネタバレレビュー・内容・結末

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

テレビでしか観たことなかったけどスクリーンで観ると全然別の映画みたいだった。
金城武の甘みとブリジットリンの苦味の前半の方がやっぱり好みなのだけど、トニーレオンの白ブリーフはスクリーンで観ても何故かカッコいいし、フェイウォンは完全にホラーなのにどうしようもなくかわいい。

どこまで本当か分からないけどこの香港の街に憧れたし、よく分からなかった食べ物もコーヒーさえコークの紙コップに入ってるのも、ウエスト絞ったトレンチにヒールも少年みたいな細身で手足の長い身体もパインの缶詰もぬいぐるみだらけの部屋も相棒のビーグルも商売上手の従兄弟も全てがポップでお洒落に観えてたなぁ。
普通に一人暮らしの男性の部屋に中華鍋があるのもそれがお洒落に観えるのもそもそもこんなストーカーがお洒落にかわいく観えて全然憎めないのも力技でハッピーエンド的に終わるのもすごい面白い。
やっぱり小道具としての煙草は紙よな。電子煙草じゃ雰囲気出ないのよ。

台風が低気圧に変わった土砂降りの雨の中、ギリギリで走ったせいで汗が止まらずなんだか蒸し暑い香港にいる気分になれたのだけどそもそも行ったこともない香港を絶対蒸し暑いし急に雨降ると決めてるこの偏見はこの映画の印象のせいなんだなと改めて思い出した。雨だとやっぱり頭痛い。
創