「君は今不公平だから傷ついてる
時として酷い扱いを受ける人がいる、それはこの世で最悪なことだ
でも、人生は不公平だ
だから幸運に助けられたときにはただ感謝するんだ」
それは親が生きてきて学んだことかもしれない
でも僕はそんな世界からは距離を置こう
戦い続けることは大変だ
戦え、勝て、人の上に立て、
そんなものが人生の正解なんだろうか
大人の視点と子供の視点でありながら、
無邪気な子供に大人が教えるというスタンスでないのが良い
大人だってうまく答えられない
こんな不条理を突きつけられたら、
感性豊かな子供は迷うだろう
そして、ちゃんと傷付くだろうと思う
子供は不条理と触れ合い、傷つきながら学ぶ
その先に見つけたものが、誰かを同じ不条理システムに押し込めることではなければいいなと思う
どちらの側に立つこともあるけど、私は、自分を助けてくれた幸運への感謝は忘れない人間でありたいと思っているくらいにはこの世界に染まってるようだよ、ポール。