このレビューはネタバレを含みます
船橋港親水公園を舞台に、負傷中の兄に代わりスーパーヒロインがヴィラン軍団「コロナ」を殲滅、その裏で兄のスーパーヒーローも負傷を押してこっそりアシスト。なんといっても 20分超え、移動距離 500メートルくらいのワンカットの（編集しているかも、と思わせる瞬間はいくつかあったが）、パルクールを取り込んだ戦闘シーンが圧巻。出尽くした感のある長回しだが、こんな光景、初めて見たという驚き。それを実現したキャストの格闘技力、スタッフの技術、両者のコミットメントを称賛する。ただ、戦闘シーンを、フィード映像撮影チームと、裏でアシストしていた兄を含めて繰り返すのは、作品を冗長にしている。長編にするなら、戦闘シーンをクライマックスにするという月並みなストーリー構成でも、いい映画になったと思う。祝祭ムードに彩りを添える、脳卒中当事者や車椅子インフルエンサーのキャスティング素敵。立ち退き拒否していそうな駄菓子屋と武術スタジオのロケーション素敵。チープなアニソン風劇伴も作品に合って素敵
