ヒンナだぜ・・・！！
めっちゃ笑った。原作は勃起あたりまでしか読んでません！
まずファーストカットがそれなんだ・・・と。こちらが思ってる以上に物語の根幹の部分を大切にして纏めようとしてくれてるのが伝わってきた。実際、無理に詰め込みすぎず薄めもせず、区切り方も続編への繋ぎを盛り上げに使うという工夫をしてるのが好感度高い。
それにしても映画館でACIDMANの音を聴ける時が来るとはね・・・(10-FEET／SLAMDANKぶり)。
舘ひろしと玉木宏の乗り移りっぷりに始まり、牛山、白石、尾形、谷垣、二階堂、アシリパさんの変顔・・・キャラクターの再現度がどいつもこいつも高いのが文字通りコミカルで良いね！衣装の汚しが足りないのはやっぱり気になるけど、アクションと再現度と実写への落とし込み方、あとCGと特殊メイクに関してはけっこう頑張ってると思う。特に牛山のダッシュのカットとソリの上でのアイツの動きには普通にビビった。
それとアイヌ文化への敬意も込もっているように(四国生まれ関西育ちからは)見えた。
漫画チックな質感は残しながらも、実写としてどんなカットを撮れば説得力を増やせるのか思案してるのかよくわかる。
シーンの切り替えも多めで、「おもしろそう感」のグルーヴというか、どうすれば受け取り手のテンションが途切れないか考えられてる気がする。
あと元からそうだけど変にセンチメンタルな雰囲気にしないだけでこれだけ観やすいのかと。
漫画序盤の、殺す気で相手に食ってかかる不死身の杉元が本当に好きだったのであの鬼気を何度も見れて良かった。
「ゴールデンカムイ」の文字を見せてくれたのもアツいね。おもしろかった。続編観たい！
