ウマノホネ

ZARD LIVE 2004「What a beautiful moment Tour」Full HD Editionのウマノホネのレビュー・感想・評価

5.0
ZARDの音楽が目の前で鑑賞できるというだけで見なければならない!という私には、ライブならではの感動を味わうことができました。(もちろん会場での生ライブには及ばないことではあるとは思いますが、、)

私自身の思い出とともに曲を聞いて、涙が止まりませんでした。

私が初めて買ったシングルCD(シングル、というのが懐かしい感じもします(笑)。もちろん8ミリの縦長です(笑))がZARDの『マイフレンド』でずーっと聞き続けていたのが小学生のころでした。それから、お小遣いがたまればCD(もちろんレンタル落ちの安いシングルや、中古アルバム)を買い漁ってました。まさに ‘’擦りきれるほど聞いたアルバム‘’ でした。
それから色んな音楽を聞くようになって、大学のころにはZARDを聞く機会が減ってしまいました。このライブも丁度その頃のことで、興味が遠退いていました。
そんな中で坂井さんのニュースを知ったときには、ショックより「私の青春だったな、、」という自分への感傷が強かったです。
その後か先か、働きはじめた居酒屋の仕事で、有線から流れてきたZARDの曲をなつかしがっていました。

この映画を鑑賞して、今日まで ‘’止まっていた時計が動き出した‘’ ように、あの頃の感情がブワ~!っと溢れ出してきて、涙が出てしまいました。

初めて買ったCD屋さん、購入したときの嬉しさやジャケットの感触。
子供心に抱いた坂井さんへの憧れ。初恋の相手に重ねて、彼女の歌詞通りの大人の恋に憧れたり(笑)、
ずっとアルバムを聞いていたころ、夢の中でも流れてきた曲や、
有線の曲を聞いた仕事仲間がボソッと「ZARDの曲って優しい気持ちになれるよね」と言ったくそ忙しい居酒屋の店内とか(笑)。

いろんな思い出がつまった曲、歌声。坂井さんの凛々しさとあどけなさ、大人っぽさや可愛らしさ、髪をかきあげる姿、指の細さ、瞬き、一挙手一投足の仕草、その全てに「魅力」を感じました。
懐かしさを感じるエレキギターの音やサックスのソロパート、口ずさんでしまうコーラス、観客の手拍子と一緒に刻むドラムやパーカッション、そのすべてがカッコいい!

坂井さんみたいな素敵な女性には私はなれないけれど、せめて彼女のような素敵な生き方をしたい。
彼女の ‘’ほほえみを忘れ‘’ ることもなく、今日も明日も優しく生きていきたい。

そんなことを感じながら、感動に浸っていました。