ウマノホネ

ターミネーター ニュー・フェイトのウマノホネのレビュー・感想・評価

3.0
ジェームズ・キャメロンがシリーズの中で製作へ復帰したものとしても、

『ターミネーター2』(以下『T1』『T2』のように表記)の正当な続編

という宣伝文句ではありますが、
新たな物語の最初となる作品(三部作のうちの第1作目)として捉えたほうが納得のいく作品でした。
一旦、サラ・コナーを "聖母マリア" として「スカイネット」と闘ってきた物語をリセットして、
別の物語へと展開させていきます。

『T1』で特に印象的な金属骨格をもつ人型ロボットが襲ってくる恐ろしさや、
『T2』でまさしくヒタヒタと迫ってくる液体金属ロボットの怖さがあったのに対して、
今回登場するあらたなターミネーターは、まさしくそれらのハイブリッドタイプ!
恐怖、というよりかは、
「こいつ倒すの無理ゲーじゃないか!?」というハラハラ感がありました。

一方で、「それでもきっと勝てるよね!!」という最強の布陣で対抗します。
例えるなら、(当時の地上最強コンビである)孫悟空とピッコロが共闘してラディッツに立ち向かうようなもの!
亀仙人「ひょっとして勝てるかも知れんぞよ!!」

ドラゴンボールの例に倣え、まさしく死闘の上の勝利ではあるのですが、
次に待ちかまえるベジータ戦、
そして大激闘のフリーザ戦、
の如く続いていく展開に期待したいです!
(世代がバレる例えですが…)